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#34 再発から五ヶ月目、覚悟と決意、愛する皆様への手紙のように

4月初め、腸炎の診断がついたころ、夜中に下血を繰り返してしまって、軽いショックを起こして、当直の先生に大変お世話になった。緊急の止血術も必要になるかもしれないということで、CTを撮って、緊急輸血。画像診断の結果、幸い、出血は止まったので、輸血だけして朝を迎えられた。
翌々日、これから先の治療は、腫瘍内科が主科(メインの診療科)となって、治療してくださることになったと告げられた。体力の回復を待って、免疫チェックポイント阻害薬を使う治療に入りたい、とのことだった。
実は、あの下血の夜に撮影したCT画像、腸管からの出血は大丈夫だったのだが、肝臓に影が認められた、というのだ。
転移だった。

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ワタシが、愛する皆様という有難き読者を得て、勝手気ままに綴らせて頂いているのは、闘病記なんかじゃない。

世界は、やっぱり、人と人との支え合いであって、どこまでいっても愛に満ちている。
この大切なことを、ワタシは毎日、圧倒的な体感を持って学ばせてもらっている。
だから、ココに書かせてもらっているのは、ワタシが、遅まきながら学んでいる、現在進行形で綴る人生の授業ノートであり、
皆様がくれた愛と祈り、優しさとか、思いやりについての、言葉にはしきれない気持ちを込めた、感謝の手紙だ。


流動食が始まってから、元気も戻ってきた。
次の時に書くつもりだけれど、免疫チェックポイント阻害薬は、がん治療におけるゲームチェンジャーで、とてもよく効く。

ワタシは必ず良くなると心底信じているし、
この先、どんな辛い治療だって、頑張る覚悟でいる。
何より、ワタシの治療に当たってくださっている先生方は、完全に治すつもりでいてくださっている。


さてさて、
母が、とうとう、禁酒している。もう1ヶ月になるんじゃないだろうか、、、
無事に退院するまでの願掛けだというが、さすがに心配になってくる。禁断症状で、手が震えたりしていないだろうか…笑。
早く安心して美味しいビールを飲んでもらわなきゃならない。

大丈夫、
皆様のおかげで、ワタシはとても強い。
ユーモアだって忘れてはいないし、まだまだ元気たっぷりだし、先週からは流動食も、三分粥になっている。幸せだ。ワタシはコレから、逆転満塁ホームランを打つのだ。

写真は、2018年2月。恒例の母との沖縄旅行で。
あぐー豚が本当に美味しかった…。また食べるぞ。


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