見出し画像

日米における企業理念の位置づけの違い

企業理念とはどのようなものでしょうか?企業理念とは、その企業の理念、つまり「考え方」を文字で表したものです。何のために経営をするか、という大義名分でもあります。

米国企業に長くいたために企業理念を中心とした事業戦略構築が普通であったのですが、どうも日本企業における企業理念の取扱い方とは異なるように思い、研究し始めました。

もろもろ調べてみると、どうもそれぞれの国民性が起因しているようす。米国では人種構成が多様で価値観や言語も多様です。そのような国において、企業運営においては、日本とは全く異なりそれぞれの背景や言語、人種を越えた企業理念を中心としたチームづくりが必要でした。不明確な表現よりも明確に自分たちが成し遂げること、中心となる価値観を明確にしているケースが多いです。そのような背景から企業理念を中心とした企業の在り方は米国に先進的な事例を見ることが多いように思います。

翻ってみて日本の企業理念はどうでしょうか?そもそも同じ人種や似たような価値観で構成されている日本でありますし、経営理念はどこか曖昧で、時に詩的で何かを成し得るようなものというよりも、誰もがホッとするような温まるようなものであることが多いです。そこまで明確に書かずとも、わかってくれることを期待しているようなそんなふうに感じます。

ただ、その日本が持つ阿吽の呼吸の世界に基づくチームづくりは今後も継続するのでしょうか?日本においても昨今は価値観が急速に多様化してきています。メディアが多様化しひとつの番組をみんなで見ることが少なくなっていることからも、その多様化はとても進んでいるようです。


そのような時代に生き、ともに力を合わせて欲しい未来を創っていく私達が働く企業はどのような理念を掲げ、進めていくべきなのでしょうか?ここが私の研究課題であり、サービスのひとつであるgrainでもしっかりと提供していきたいサービスです。
https://www.fascinate.world/grain

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?