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ボケとツッコミから考える日本における理想的なリーダー像

企業文化をつくり醸成されていくプロセスをデザインしていく仕事が多いのだけど、そのときのキーポイントは日本でのコミュニケーションにおける特性を加味してプロセスデザインをすること。ぼくの場合には母親が外国人で家の中と外ではやっぱりコミュニケーションが違うので結構苦労したし、それが気づきにもなっている。

異文化コミュニケーションの大事さでいうとNetflixの本を読んでいると色々と出てくる。かなり自律的な組織運営をしているようなので、国ごとの物事の決めるプロセスに違いがあるので異文化理解がとても大事だそう。

エリン・メイヤーが「異文化理解」という本でそのあたりのことをまとめてて図にするとこんな感じ。日本は他の国ととってもポジショニングが違う。「階層主義的で合意形成型が大切!」だなんて、ファシリテーション型のリーダーシップでないとなかなか突破できないだろうとおもう。右肩あがりの時代であれば問題ないけど。

今日きいてたpodcastでボケとツッコミについての話があって。これは他の国にはない特殊なコミュニケーションスタイルらしく(Chat GPTさんにも聞いてみた)、それはこのような文化的背景があるからなんだろうなと。

少し拡大解釈しながら思考展開してみると、米国でのリーダーのあり方にはなんというかwitであったりintegrityであったりkindnessが大事で、トップマネジメントになればなるほど(僕自身が幸運だったのだろうけど)惹きつけるものがあるとおもう。

それに対して日本の場合は、そういったリーダーの像ももちろん大事だとおもいつつ、出会うなかでスタッフの自律性が高まっている組織のリーダーはチャーム(魅力)があってツッコミやすさがあるように感じている。それがこの階層主義的な合意形成型の文化背景のなかでは大事な要素なんだろうと感じている。

もちろん色々な事象で探究していく必要はあるけれど、なんでボケとツッコミという文化がうまれ、今でも定着しているのか、という点からも考えてみると面白そうだ。


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