取り去るものがなくなったときにデザインは完成する
日本に帰ってくると空港や駅構内、なんなら便器に至る所までのポップや注意書き、各所案内がとっても多く感じる。
ホスピタリティーとも言えるかもしれないけど、時としてやりすぎに感じる。日本の神社仏閣などの境内における案内板の多さでそもそもの魅力を半減させてしまっている、という記事もあったりするけど、そのような場所にいくとあまりのPOPの多さに残念におもうことが多々ある。
パタゴニアにおけるデザイン哲学ってのがあって、「取り去るものがなくなったときにデザインは完成する」というもの。製品だけじゃなくてパタゴニアが行う全てのものに適用されており、たとえばサイトは日米欧共通だったけど、日本サイトのTOPにひとつのリンクを加えたいというリクエストだけでも、もう何ヶ月も説得しないとできなかった。「君たちはすぐに色々と付けたがる」と言われたこともあった。
これはドイツのトイレの水を流すボタンのデザイン。ヨーロッパはほとんどこんな感じだなっておもうが、直感的にどっちがどっちなのかはわかる。翻って日本でみると「大」「小」とあり、外国人わからないだろうっておもう。
シンプルでそして伝わりやすいデザインってパワフルだなあとおもう。そういう良いデザイン一覧、ぜひぜひまとめてみたい!
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