多様性を力に変えていく信念
ベルリンへ訪問。
東ベルリンは統合されたタイミングでその家賃・生活コストの安さから多くのアーティストが移り住んだそうで、今ではたくさんの気持ちのいい店舗があって巡っていると飽きない街だ。
特にミッテ地区では表通りはグローバルブランドがひしめき合っていたけど、裏路地では1Fに個人商店の素敵なお店が並び2Fには住居があって、「1Fづくりはまちづくり」をほんと地でいっている場所だった。
ためしにショッピングモールにもいってみたけど全然人がおらず、むしろちょっとしたマーケットには沢山の人がビールやホットワイン片手に寒そうにしながら交流をしているのがめちゃくちゃ最高だ。
そしてやっぱり街が若い。
ミッテ地区では二人にひとりが外国籍もしくはルーツのある2-3世らしくでもベルリン全体でも20−25%は外国にルーツがある人々(自分が移民したかもしくは移民の子供か)らしい。
7月にいった100万人都市を目指して20万人ほど移民を受け入れようとしているアムステルダムのときに聞いた話では、ドイツでは自国の構造をみてIT系の人材が足りないと判断してIT系の素養を持つ人々を移民として積極的に受け入れて、自国で研修を行い育てる判断をしているとのこと。
そもそもドイツでは移民をしてきた人々への語学研修や文化醸成へのプログラムがしっかりとあると聞き、「人種のサラダボウル」と言われているドイツの多様性を力に変えていくという信念を感じることができる。
土地が地続きであることによって有志以来ヨーロッパでは沢山の戦争があり、たぶん土地という意味では一番殺し合った歴史が長いのだろうが、だからこそもう殺し合うことではなく対話でいこうというEUという仕組みの発明はすごいとおもうし、同じような仕組みがアジアでもできたらいいのになとおもう。
違いをパワーにかえることが未来には必要だ。
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