ドラッカーの「フィードバック思考」がもたらす新たな視点
ドラッカーの「フィードバック思考」というのがあって、悩んでいるひとにはよいよなあと思う。
自分が「これやりたい!あれやりたい!」と願うのだけど、これってどうしても願望や欲、エゴが入ってくるので、自分の特徴とかは関係なくがんばっていく。それはそれでよくて、そこから身につけられるスキルもあるし。
でも、ある程度の年齢になってくるとその視点だけじゃなく、自分の個性とか特徴とか、持って生まれた才能とかによって仕事をしていく場所や瞬間も増えていく。こっちは自然とやっていることだから、なかなか自分でも気づくことがないし、なんなら自分にとっては面倒だなーって思っていることでもあるので、避けがちでもある。
ドラッカーが「40歳から第2の人生の準備をしなさい」という言葉を残しているそうで、そのなかでいわれているのが「フィードバック思考」。自分が自然とやってしまう行動や役割に意識的になり、それを自分の長所として理解をすることで、新しい役割を身につけていこうぜ、という考え方。
そこで大事なのは「予期せぬ成果」に着目することらしく、実は個人的にもfascinateの事業戦略的にもここを理解できたことによって、ぐっと転換したのが2年ぐらい前。
観察力がものすごく肝になるのだけど、これは自分だけじゃあ難しい。これから歩んでいきたい道への意識が高いので、素直な目でこれまでの自分を見れないことが多いから。なんなら、自己受容感が低い場合にはなおさらで。
実はこのあたりのプロセスは、マネーワークの流れにも合致しているなあと思ってて興味深い。ドラッカー、すごいなあ。また読み直したい。