目指すものによって組織の形を選んでいく
最近よくおもうのは、その企業が置かれている業種やこれまでの文脈、そしてこれからどうやって事業を営んでいきたいのか?によって、組織の形態は異なっていくという点。
マーケットがこの数年も変わらずにそしてこの後もあまり変わらない状態で、そして自社もその流れに沿っていくということであれば組織の運営はさほど切迫感もないので、緩やかな体制でいける。
でもそのマーケットが伸びゆくものであって、その解決する手法がどんどんと発明されている最中であれば組織運営体制には打てる手はいくつかあって、Teal組織でいうところのレッドやアンバー的に天才がサービスを発明しフォロアーたるスタッフがサービスを提供していく形もあれば、それぞれが自律的に動きサービスを革新していきながら顧客に対して「真実の瞬間」たる素晴らしいサービスを提供し続ける形もある。
外から見ていると、「筋肉のつきかたから長距離向きなのに何かの影響で短距離を専攻している」・・そんな感じに、その選択がそもそも違うのではないかという時がある。
鳥でたとえてみると雁も燕もスズメも同じ鳥だけど、生態によって形は変わっていく。それは企業もそう。的確に選択できると様々なことがやりやすくなったりすることがある。
ちなみにその選択を誤るのは、組織のひと(経営者/スタッフ)の願いや希望であり、そうなりたいという願いの奥には痛みがあって痛みを回避するような選択になる場合が多い。
たとえば、上司と部下の権力格差が多いヒエラルキーによって苦しんでいる経験が強いと「自律分散がいいー!」となったり、「コミュニケーションをしっかりととれるオレンジパラダイムの組織がいい!」と願ったりするけど、そこを志向してTシャツで厳冬期の山に登るような挑戦になってしまったりすることがある。
やっぱり願いの奥にある痛みに寄り添えるのはよくて、ソース原理やマネーワークはそこにアプローチできるのがすばらしいなとおもう。
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