ITパスポート合格したものの
ご無沙汰してました。いさおです。今回はIパスに合格した(合格基準点を超える採点結果が出た)のでどうやって準備をして本番を迎えたのか、本番中どうだったのかについてざっくり感想を書いていきます。
採点結果は以下のようになりました。
準備したことといっても、以前にこの記事でやることは書いたのですが、その通りやりました。過去問は3年分しかやっていません。参考書は1冊です。試験日を決めて申し込みをしたら過去問をやりました。みなさんご存知のあのサイトです。そう過去問道場があるあのサイトです。最新の令和6年の春の解説まで載っているので過去問をやるにしても解説付きなのでここが一番いいと思います。
過去問を解いてみた感じは、特有の解法が必要な計算問題とか簿記の知識が求められるものは全然解けないし、全体の中でもそこまで比率が多くないので捨ててしまってもいいかなと思いました。ただ過去問を解いて解答を覚えるだけでなく自分で間違えた問題の一問一答を作りました。今回工夫したポイントはここになります。
友達にiPadに入れるアプリのおすすめを聞いたところGoodnotesをお薦めされたので試したところpdfへの落書きが楽しくて買い切りで購入しました。Appleに依存しているので連携も問題なくそれぞれの端末から同じ情報にアクセスできるのはかなり良いです。今回は学習セットという機能を使って一問一答の問題集を自作しました。ランダムで復習する問題を選択してくれて定期的にリマインドしてくれるのがよかったです。過去問解き終わってから本番迎えるまではこの自作問題を毎日20問くらい周回していた感じです。
参考書と過去問3年分を通してやってみて間違えた部分やここは何度も聞かれているから覚えた方が良さそうな部分を問題にしました。過去問をやるにしても本番形式でやることはなかったです。マネジメント→ストラテジ→テクノロジの順で3日に分けてやることが多かったです。過去問3年分をやり終えて新しい参考書やもう一年分の過去問をやろうかと思ったのですが、自分で作った一問一答を回すことにしました。受験料の安さがそうさせたのかあまりプレッシャーを感じることがなく受験日を迎えました。
IPAの試験は初めて受けたので驚いたのが、試験開始時刻まで待たされるということです。これまでOracleやLPIの試験は待たされることなくすぐに開始できたので「なんかこの時間もったいないな」と思ってしまいました。(いつもとは別の会場で試験を受けたのでもしかすると試験会場の都合かもしれません)
本番中はマウスの感度が低いことに少しだけ不安を感じつつも、問題数の少ない分野から解いていきました。マネジメント→ストラテジ→テクノロジの順です。多分100問解くのに60分かからなかったと思います。というのも計算問題やアルゴリズムで悩んだらあとで解こうと思って印だけつけて飛ばしたからです。残りの時間はわからなかった問題を時間をかけて考えてみたり、2進数の変換をド忘れしてしまってやり方わからなくなったのでベタに全部書き出してみたりしていました。とりあえずわからなかった問題も解答し終えたので全体の見直しをして10分を残して採点ボタンを押しました。(狭い試験センターだったので出入り口で混むのが嫌だった)意外とわからない問題や覚えきれていない部分からの出題があり、「もしかしたら落ちる?」と思った瞬間もあったので不安でしたが、結果は合格基準を超えていたのでホッとしました。
勉強して試験を受けた感想です。正直なところIPAの試験はあんまり意味がないのかもしれないと思いました。努力の成果とか素養を見せつける資格としてはいいと思います。なんかやってて一番簡単だったし、一番面白くなかったです。苦しさとかプレッシャーを全く感じなかったです。もちろんストラテジやマネジメントの部分は全く知らない概念や単語もあったし、これまでなんとなくで認識していたことが実は言語化されました。例えば「共通フレームワーク」のようにソフトウェア開発のプロセスは発注者と受注者でお互いが認識齟齬を起こさないように決められているといったことがわかりました。そういう意味では知ってた方がいいし、持っていた方がいいのはわかりますが、特に求められない限りはこのパスポート持っているだけでいいかなと思います。FEとかAPとかはその取得へのモチベーションを内部から生み出せないので相当外部からの圧力がない限りはやらないと思います。やっぱり人からやれって言われてやるプロジェクトは全然面白くないです。それを面白くするのがプロなんでしょうがね。
どこかでも書きましたが、医療行為や学校教育のように資格がなければサービスを提供できないわけではないIT業界ではこの「資格」が何か免罪符のように扱われてしまっているように思えます。自分もそれにあやかりたいですし。上記にあげた本ではミッションの奴隷になることで安心を得る人間を的確に描いているシーンがあります。そこに自分も重なったような気がしました。
自分で自分の首を絞めるようではありますが、この苦しさから逃れることができるのであれば、別に奴隷でもいいのではないか。そうも思えてしまうくらい他人に任せると楽ですよね。その苦しさの根源が何かをいろんな哲学者を引き合いに出して考察している本です。残念ながら万人にとって有効化解決策は提示されていません。なんか暗めの結論ですが、ひとまず全てを忘れて良くなったのでホッとしてます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?