無洗顔療法で2年間引きこもったお話-試したもの⑥-
自然治癒力には個人差があり、自然治癒療法にも合う合わないがあるのかもしれない。
こんにちは、いむです。
今日はお薬編にするつもりだったのですが、順序的に試したもの⑥は無洗顔に変更させて頂きますm(_ _)m
わたしは反ステロイド思想、自然治癒思想が強かったです。
自然治癒で脂漏性皮膚炎を治した方のブログを見て、
わたしはぜっっっったいに自然治癒で治す!
と、心に強く誓っていました。
そのため、肌は勿論瘡蓋だらけのままで生活しなければなりません。
精神的にも肌的にも外へ出られる状況ではなかったために、2年間の引きこもり生活が始まりました。
引きこもり生活を始めた当初は長くても一年くらいで治るだろうと思っていました。
無洗顔なら濡らさない分角質も早く育つだろうし、無洗顔ブログの人も一年はかかっていない人が多いしな…という軽い気持ちでいました。
無洗顔引きこもり中の精神状態
肌がひどい状態で、無洗顔で引きこもりというと精神状態も悪かったのではないかと思われるかもしれませんが、これが真逆でわたしにとっては今までの精神の疲れも癒す時間となりました。
学校へ通っていた頃は先日書いたように精神はボロボロで崩壊していましたが、引き籠れるとなれば、誰からも見られる心配もなく、見られるかもしれないという恐怖心もなくなります。
1人だけマスクをしていて(その当時はコロナがなかったので)不審がられてないかという不安と孤独の感情がなくなりました。
この人なんでいつもマスクしているんだろう?顔隠したいのかな?とか思われていないかの心配をする必要もなくなりましま。
誰にも見られる心配もない誰かの目線を気にする必要もない生活は快適でメンタルもかなり安定しました。
マスク出来るんだから、隠せるんだから、普通に生活できるじゃん?みたいなことを言われたこともありますが、マスクしていたってこのような感情、いや言葉では表せないほど重くて苦しい感情が付きまとっているわけです。
マスクしていれば肌を見られることはありませんが、常にマスクをしているとやはり周りの目も気になります。
なんでいつもマスクしてるの?て言葉が一番怖かったです。適当にごまかすしかないので、花粉症で〜とか、夏でも夏に飛んでる花粉で〜とか、ハウスダストで〜とか言っていました。
簡単に言っているように見えても、心の中は必死です。
出来るだけ空気のように接して、友だちもあまり作らないようにしたりしてマスクのことを触れられたくないばかりに人を避けて生活していました。
マスクしていないよりかは気持ちは楽になるのは当たり前ですが、マスクしていたって色々な感情で押しつぶされそうになったり、精神が楽ということは決してないのです。
マスクしていても頭の中は肌のことでいっぱいだし、真夏もマスクをしていたので大きすぎるストレスと暑さとで電車の中で急に視界がぼやけて足が起立していられなくなり吐き気が酷くて倒れかけたこともありました。
そのときは、優しい方に席を譲っていただけたので座ったら大分落ち着きました。
学校とかでなく自由に外出している時でも、もし何か違反したり、事故にあったり、職質されたりしたときに警察の人に顔確認させてくださいと言われたらどうしようという思いもありました。
無洗顔
初めて無洗顔と聞いた方はびっくりしたかと思います。びっくりというか、汚っと思いますよね。それも2年間。間に水で洗った日はたったの14日間くらいです。
無洗顔で肌は大丈夫なの?!と思うかもしれませんが、全然大丈夫です。
むしろ、脂漏性皮膚炎以外の肌の部分はもちもちのプルプルになりました。本当です。
無洗顔はかなりリスキーですし、オススメは出来ませんが。。
皮脂を石鹸やら何やらで落とそうとしていたときはいつもお風呂上がってまだ間もないのに皮脂がギトギト出てきてしまうような状態だったのですが、無洗顔にしてから3ヶ月くらい経った辺りから手で触っても多少手に皮脂が付く程度までになりました。
無洗顔にすると必然的に皮脂を落とさないので、ずっと皮脂が肌に残っている状態となり、常に潤っているので皮脂を過剰に出さなくても済むようになったのです。
ここでようやく、わたしはインナードライ肌だったのたということに気づきました。
皮脂を石鹸やら洗顔フォームやらで落としすぎなければ、ただの乾燥肌だったのです。
他のブログの人と違う私の瘡蓋
⚠︎汚話注意
他のブログの人は大体1ヶ月くらいで瘡蓋が剥がれていたのですが、わたしの肌の瘡蓋は半年くらいかけてようやく剥がれていくものもあるという感じでした。
他のブログの人たちは起きたら枕に大量に落ちていたという瘡蓋も、わたしの場合はほんの1、2枚の瘡蓋が落ちているくらいでした。
そして、他のブログの人たちは基本すぐに瘡蓋が溜まっていましたが、鼻は3日ですぐに溜まりましたが、頬は2ヶ月くらいの期間でゆっくりと徐々に溜まっていくパターンだったのです。
他のブログの人は何回も剥がれてようやく瘡蓋ができなくなると言っているのに、その溜まる期間自体が他の人より10倍くらいあって、剥がれる期間も10倍くらいあるわたしは、自然治癒できるのも他の人に比べて10倍かかるのか…?
と思ったこともありましたが、何人もの方が最高でも2年で治っていたので、まあ大丈夫だと自分に言い聞かせていました。
辛くなったときには無洗顔の方のブログを見て、自然治癒するんだと自分を奮い立たせながら、記録の写真を撮ったりしていました。
治ったときに"良かった"と思うために。
瘡蓋ができるのも剥がれるスピードもゆっくりだったと書いてきましたが、それでも僅かな希望はありました。
本当に僅かな差ではありましたが、瘡蓋のできる場所が僅かに減っていたり、瘡蓋の分厚さが薄くなっている感じがしたのです。他にも、顎は無洗顔で3ヶ月くらいで瘡蓋が出来なくなったのも大きかったです。
顎の肌は全くいじめてこなかったので3ヶ月という短期間で治ってくれたのだと思います。
その僅かな希望があったため、迷いなく2年目へと突入しました。
突入し、半年ぐらいは全く動かない瘡蓋と剥がれてもヶ月単位の遅い期間で溜まる瘡蓋に苛立ちを感じながら、2年目も一年目とほぼ変わらずにあっというまに過ぎてしまいます。
治らぬまま。
わたしが見た無洗顔のブログの方の中でも最高にかかっていた年数の方が2年弱だったのです。
2年経っても自然治癒できなかったことに対して絶望しました。
引きこもり生活でメンタルが安定して、性格も戻りつつあったのに、またあのどん底までいかなければいけないのかと思いました。
肌ボロボロのまま死んでいくのだろうかと思いました。
今でも、治せたのならば自然治癒で治したかったと思います。薬を使わずに自分の体の力で治せたらやっぱりそれが一番だと思います。
ただ、自然治癒力が遅かった、又は肌を傷つけすぎていたために、自然治癒で治すには道のりが遠すぎたのかもしれません。
それとも自然治癒療法が合わない体質があるのか、わかりません。
ただ、ブログで治っていたから、などの誰かの言葉を信じすぎてしまったために起こってしまったことです。
肌は万別なのに、この人がその療法で治っていたとしても自分は治らない可能性がある、ということに気づいていませんでした。
お薬の場合ならどんなに治ったと言っている人がいても薬の合う合わないがあるというのはすぐに分かるのに、自然治癒という副作用のないような合わない人がいないと思っていた療法だから余計に惹かれてしまったのです。
2年間の長い無洗顔生活で書ききれていないことは沢山ありますが、長くなり過ぎてしまうのでまたちょこちょこ書いていきたいと思います。
そして、お薬以外のことは自分的には全て試してきて、治ることのなかったわたしの肌。
明日はステロイド含め、試したお薬編です。