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子供のためのオルセー美術館(33)夏休み特集ぬりえでオルセー/3人のひまわりは

カイユボットとモネとゴッホのひまわり

カイユボットは 
パリで人気にんきの“太陽たいよう”というのひまわりを
にわにたくさんえました

そして
友達ともだちのモネと一緒いっしょにひまわりをかきました

あっちをいたり こっちをいたり

カイユボットのひまわりは
日様ひさまけないくらい
その黄色きいろの 
まぶしいこと!

モネは
青空あおぞらにもとどきそうなひまわりを
たくさんかきました
いぬもなんかたのしそう


ゴッホも また
ひまわりをかくのが大好だいす
はなびらがちってまあるいのも
やっぱり ひまわりだ

ゴッホのてゴーギャンはいました
「ぼくはモネのひまわりより
ゴッホのひまわりのほうきだな」

みんなは どのひまわりがき?


Gustave Caillebotte
Paris 1848 - Gennevilliers 1894
Les Soleils, jardin du Petit Gennevilliers 1885
ギュスタフヴ・カイユボット
ひまわり 1885

クロード・モネ
ヴェトィユの庭 1881 
ナショナルギャラリー ロンドン
フィンセント・ファン・ゴッホ
ひまわり 1889
 
ゴッホ美術館 アムステルダム

夏休みゴッホのひまわりのぬりえをしましょう!

ダウンロードしてきないろでぬってね。

Download the colouring page (pdf, 2,3 mb)PDF, 2.3 MBアムステルダムゴッホ美術館からぬり絵・ひまわり

著作権の関係で以下メトロポリタン美術館のモネのひまわりの静物画の画像はここに掲載できませんが、ゴーギャンとゴッホの会話に出てくるモネのひまわりです。ご覧ください。

1888年11月、ファン・ゴッホは次のように書いている。『先日、ゴーギャンがクロード・モネの日本の花瓶に入った素晴らしいひまわりの絵を見たと言っていた。でも彼は、私の絵の方がいい、まさにフィンセントだ、と言う。私はそうは思わないけれど』
モネが1882年の印象派展で、ヴェトイユの自宅の庭への小道沿いに咲いていたひまわりを描いたこの静物画を発表したとき、批評家たちはモネの技法の「快活さと大胆さ」を称賛した。

metropolitan museum 

カイユボットのひまわり
このカイユボットの庭園の眺めは、その大きさからも、画家が描いた最も野心的な作品のひとつとなっている。印象派による風景画というジャンルの定義に貢献している。
庭はカイユボットのお気に入りのテーマのひとつだった。彼はまずエールにある実家の敷地を題材にし、次にパリの北10キロにあるプチ・ジュヌヴィリエの庭を描いた。
カイユボットは、ジヴェルニーの友人モネと同様「画家でもあり庭師でもあり」、二人とも当時観賞用としてのみ売られていた大きなヒマワリ「ソレイユ(太陽)」を栽培し描くことに熱中していた。
この構図は高度に構造化され、満開のひまわりは絵画の下部にのみに描かれ、建築物の堅固な幾何学的形状とは対照的に描かれている。縦長のキャンバスを選び、近景と遠景を平面に並置し、また、花や家をためらう事なく端で切り取ることは、おそらく日本の版画や写真から着想を得たものだろう。画家はこれがフレームの向こうまで続く現実の断片にすぎないことを鑑賞者に見せている。
カイユボットは、エミール・ゾラの「芸術作品とは、芸術家ならではのその気質の目を通して見た自然の一角である」という言葉を支持しているように思われる。

musée d’orsay

お読みいただきありがとうございました。
アムステルダムゴッホ美術館のぬり絵をダウンロードして、お子様と好きな色に塗ってみてください。どんな色のひまわりになるでしょう。
カイユボットのひまわりの絵は、昨年オルセー美術館に寄贈され今年初めてのお披露目、まさに旬のひまわりです。見ているだけでバカンス気分を味わえるような、ひまわりの元気のいいこと!
三者三様、皆さんどのひまわりがお好きでしょう。


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