バルコニーガーデニングⅢ:バーティカルロックガーデン
前回までの整備で、バルコニーで作業するための準備は整いました。これからはプランターを配置し、土を入れ、植物の種を蒔いたり、苗の植え替えを実践していきます。
ロックガーデン
Ⅰ:ウッドパネル&砂利敷きで購入した石は、主に10kg単位でカラーストーンを扱っているメーカーを見つけたのでそこから購入しました。
この時にいろいろと商品を見ていく中で、石の種類や大きさ、そして色にも様々あり(色に関しては、メーカー側で響きの良いネーミングをあてがっている模様。)、カラーサンプルを発注すれば約600gずつ、2点の注文で13種類を入手できたので、これはいいなと思いました。
工夫次第では「ロックガーデン」の要素を取り入れたバルコニーガーデニングを実現できそうだなと。
ところで、ロックガーデンと言うと(ロックガーデンで検索をかけてみると)、多くの場合、石はそれなりの大きさのものを使用していたり、それなりの面積に整備されていたり、オープンな場所で行われる印象を持ちました。
また、石に切る・削るといった加工がなされていたり、ブロック状に組まれていたり、土中に埋め込んであったりと、外構工事のように手の込んだ作業が前提のものや、それなりに値が張る既製品で設えてあるように思います。
少なくとも、狭いバルコニーで実践しているバルコニーガーデニングにおいて、ロックガーデンを同時に謳っている例はあまり見られないように感じました。
しかし、バルコニー床に施した砂利のような小さな石であっても、色や形、配置に拘ればロックガーデンと言えるものが実現できそうだし、ハンギングプランターの土の上にカラーストーンで化粧を施す、受け皿プレートをハンギングして石をエクステリアとして配置するなど、やりようはあるはず。
たとえスケールは小さくても、ロックガーデンと呼べる空間はデザインできるはずだと考えました。
ハンギングプランター
前回準備した物干し竿×2本のラインに、任意の位置でプランターをハンギングし、植物を植えていきます。
ハンギングプランターは、もともとハンギングとしてのデザインで作られたものと、受け皿をハンギングして普通のプランターを置くなど、見た目の印象に変化がでるようにしました。また、100均で購入できる鳥籠形状の小物(置物)など、元々はハンギングやガーデニングでの使用が想定されていない商品も面白いと思えば取り入れています。
植物は、配置する位置によっては、目線よりも高い位置となるので、日当たりの良好さが求められるものの、高さは方向にはあまり伸びない品種を選ぶよう意識しました。
不織布ポケット
さて、ハンギングプランターと共にもう一つ準備したのが不織布ポケットです。バルコニー立上りの高さにちょうど納まる商品があり、これを連続して4つ、ベランダフックで備えて並べることにしました。
ポケットに土を入れた部分には、カラーストーンで化粧を施しました。カラフルで、スケール感の違う石が高さ方向に並ぶロックガーデンです。ハンギングとの空間的/見た目の対比(変化)でもあります。
また、ポケットの一部は土を入れず、まさにポケット(物入れ)として運用します。スコップのようなよく使う道具や、まだ少量ずつストックのあるカラーストーンを手に取りやすい、目に入る場所で保管します。
今後の植物の購入や植え替え、土の入れ替えなど、将来あり得るシチュエーションを想定した「予備」でもあります。
またあるいは、ポケットに土を入れている部分であれば、植物を植えていなくてもカラーストーンを敷いておけば観賞の対象となります。もちろん、その後植物を植えても良いので、今後のアイデアや気分に対応できるものとしました。ダミーシステム。
バーティカルロックガーデン
高さ方向に展開するバーティカルロックガーデンのイメージがかなり実現できてきたように思えます。
今後は、育てている植物の品種や育成の状況なども具体的に記したいと思います。
また、植物は種や苗を随時追加していくつもりです。
そして、バルコニーガーデニングの全体像としても、バーティカルロックガーデンに留まらない構想がまだいくつかあります。(もともと「狭い」と言っているので、やり過ぎて破綻する可能性もありますが。)
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