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バルコニーガーデニングⅡ:日除けシェード(目隠し)・室外機カバー(作業テーブル兼道具置場)・物干し竿(ハンギング支点)の整備

外に出たくなる空間を目指して

前回、ウッドパネル&砂利敷きを終えて、それだけでも、単なる物干しスぺースや室外機置場から、「リビング+α」の空間にイメージを変えることができたと思います。

しかし、機能性の面からも、前回も触れた「人目にさらされる」問題からも、あまりにもリラックスした態度や服装では、やはりバルコニーに出る気にならない。

そして、5月にして既にめちゃくちゃ暑い。(特に西日が刺さる時間帯)

そこで、人目をある程度遮り・日差しをコントロールし、でもガーデニング(植物)のためには暗くなり過ぎない日除けシェードを検討しました。

日除けシェード(目隠し)

日除けシェードを検討するにあたって大事なことは、まず支点(ロープを結ぶなど固定できる場所)があることでした。

都合よく、軒天のさらに先にある軒先パネルを受ける金物があったので、そこに結束バンドを付けロープの支点とできました。また、住戸間の隔板を固定する金物もロープを固定する支点として十分に有効でした。

ロープは別売です。
ロープを張るために折り畳み椅子も使用しました。「脚立」でないとできない(危険)というほどのシチュエーションはあまりなさそうだし、折り畳み椅子であればバルコニーに常時置いて、今後の座る場所も確保できるからです。
バルコニーの立上がり(手摺)よりも屋外側で、高さもそれなりの位置ではありましたが、都合よくロープの支点をとれる場所のある物件で良かった。
隔板を固定している金物にもロープの支点をとります。
支点には100均で購入した結束バンドを使っています。
外からの見え方の確認。この時以後、プランター(植物)の設置に伴って、日除けシェードの位置は微調整してます。写真のロープの支点は4か所ですが、最終的に6か所にしています。

日除けシェードはデザインがおしゃれなもの、遮光性の高さをアピールしているもの、より規格の大きなものなど、選択肢はそれなりにありました。

自分のために視線や日射を遮ったり、気に入ったデザインを選ぶことは重要です。

けれど、むしろ植物を植えてから「育成のためには日光をもっと入れなきゃな」「外からの見た目としてはちょっとあまり良くないかな」「規格が大き(小さ)過ぎたな」「デザインはもっと派手で明るくてもいいな」といったことは、これから運用してみて、必要なら取り換える場合もあり得ると考えました。まずは安価でそれなりのスペックのものでいいなという選び方です。

室外機カバー(作業テーブル兼道具置場)

今後、植物を扱うということは、土や水を扱うということなので、室内のキッチン(狭い)だけではとても対応しきれない。室外機の上に物を置くにしても高さが低すぎる。

そこで、値段的にはちょっと高くつくけれど、室外機カバーのしっかりしたものを購入して、作業テーブル兼道具置場とすることにしました。金属的な室外機の仕上げが覆われて、木製家具としての見た目になったことで、雰囲気も変わります。

ウッドパネルと砂利敷きとの相性も良いです。
筆者は喫煙者なので、とりあえず喫煙所の機能を。単純にテーブルくらいの高さに物を置けるスペースができたことが、今後の利便性としてまるで違います。折り畳み椅子との相性もばっちり。
夕涼みの空間としても活用できるようになりました。日差しが直接届かない時間帯ならありです。

物干し竿(ハンギング支点)

入居して最初の頃は、男の一人暮らしで洗濯物を干すための物干し竿は一本あれば十分。

なんなら、将来退去のことを考えると、その一本に対してさえ「長物の物干し竿なんて買ったら、処分に困るんじゃないか?」と思っていました。

「物干し竿掛けの金物に、直接、洗濯物ハンガーをかければ、これで十分!」

…しかし

▪「狭いバルコニーだけど、せっかくそういうスペースがあるのだから、ガーデニングとかやってみようかな…。」という発想が加わっていたことで、「上から物を吊る」という方法(高さ方向に空間を活用)であれば、狭いバルコニーでもガーデニングを豊かに楽しめるんじゃないか…!?

▪植物のためのプランターに限らず、小物などを吊れば、リビング+αの空間としてより充実して、屋内からの窓辺の景色は良くなるよな…!?

▪物干し竿から吊るものが増えたら、外からの視線を遮る効果も得られるぞ…!?

▪なんなら、オリジナリティあるんじゃないか…!?

といったアイデアが次第に思い浮かびました。面積が狭いのであれば、縦(高さ)方向にプランターや植物を展開する、いわば「バーティカル・ガーデン(垂直庭)」を実現したいなと。

通常仕様とハンガー掛け付きの2種類にしてみました。
普段の洗濯物だけでなく、布団なども頻繁に干し放題です。ガーデニングを度外視しても、あれば便利だなと思いました。

これら日除けシェード、室外機カバー、物干し竿の整備以後からは、プランターの配置や仕様も含めて、空間としての将来像は概ね決まりました。「どんな植物をどのように育てるか?」は相変わらず見切り発車で何もわかっていませんが、「これは形としては実現できるな」という何も根拠のない自信のままに進めていきます。

屋外カーテン

「屋外カーテン」については記事タイトルには入れませんでしたが、やってよかったなと思ってます。

日除けシェードは、一旦位置決めしたらロープの長さを段取りしなおして盛替えない限り固定ですが、屋外カーテンはある程度幅を調整できるし、盛替えも物干し竿のライン上なら可能です。

屋外カーテンを広げていれば(閉じていれば)、外部の視線をある程度コントロールできるので、屋内カーテンの一部を開けっ放しにして通風を確保したり、室内とバルコニーを往復しやすくなりました。

物干し竿から小窓用のカーテンを吊り下げました(物干しに対する吊材としても、100均の結束バンドを使っています。)。
日除けシェードの範囲でない部分は、外からの視線に晒されてしまいます。しかし、大きな日除けシェードで全面的に覆うと暗いし、ナンセンスだと思いました。
屋外側のカーテンを閉じていれば、屋内側のカーテンが開いていても、視線を遮ることができます。視線だけでなく、西日を遮りながら窓を開けて通風を確保する際にも有効です。

日除けシェードと、屋内カーテンがある前提で、さらにその中間に屋外カーテンを設けたトリプルスキンは、状況に応じた柔軟性があります。

窓や屋内カーテンの開け閉めと、室内とバルコニーの行き来に即して、外部の視線や天候を気にしながらではなく、ある程度気楽に、自分のタイミングで行動しやすくなりました。

また、屋外を整備することで、屋内の環境もより良くできたと思います。



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