Surround me music, Feel Good #4

ゆるく、ぬるっとした音楽クイックレビューの第4回です。前回、前々回で、Rainy Mix、晩夏 Mixとコンセプチュアルな感じが続いたのでニュートラルに戻していきます。


メタリカといえば「MASTER OF PUPPETS」か「METALLICA (BLACK ALBUM)」だろ!と言う往年からのファンも多いらしいけど、「LOAD」は好きだし全然アリでしょ。(確かに「RELOAD」はどうなんだこれと思うけど…。)スラッシュメタルではもちろんなく、HR/HMでもない普通のギターロックっぽいアンサンブルが渋くてかっこいいと思う。だいたいにおいてツインギターをリフと裏メロっていう役割分担でオケを構築してるわけだけど、後の「S&M」とか、その時々の作品を考えると、これくらいのテンポ感の楽曲の追求がなかったら、音楽シーンからいなくなってたんじゃないかな…。カーク・ハメット(Gt)がいい味出してると思う。


『一人ジェンガ』は、小さな頃から演歌や昭和歌謡曲を歌っていた矢井田瞳さんのポテンシャルが存分に発揮されてると思う。めっちゃ昭和歌謡っぽいのに、間奏前のとこだけ「Oh, My doctor~♪」って急に英語になる世界観おかしい感じとか全体の気だるさがフィール・グッド。


「怠け者でいることが重要」という、歌詞的にはOASISの曲中一番好きな作品。私のテーマソングと思ってる。


歌詞は人形姫がモチーフ?アグレッシブで技巧的なtricotも好きだし似合ってると思うけど、この曲がなんだかんだ一番好きかもしれない。シンプルにきれいな曲。シンプルに超良い。フロントマンの中嶋イッキュウさんが海辺で歌うソロ弾き語りのMVが印象的なのでそっちを引っ張ってきたけど、音源でのバンドアンサンブルが入ってくる構成も良い。


静的な美しさ。ロマン派のF.リスト、近代のM.ラヴェル、(近)現代の武満徹や現代のニティン・ソウニーらの作品が「Water」というコンセプトで並べられてるんだけど、クラシック畑で高い評価を受けつつ、ポピュラーミュージックとして聴いてもよさげな普遍性を感じます。どちらかというと、あんまり情緒深いタイプの曲でなく機能美だし、世俗的というより浄化された世界観のはずだけど、敷居高いっていうのとも違い、自然豊かな場所の空気とか大気をマイナスイオン的に還元してる。これは安らかに寝れるわ~。

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