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Surround me Music, Feel Good #25:矢井田瞳~ GUITAR TO UTA 24-25 Billboard Live Special ~ライヴレポート

Billboard Live Yokohama でヤイコ(矢井田瞳さん)のライヴを聴いたのでレポート。

矢井田 瞳:Vo、AG
松本径:Pf
田中幹人:Gt
Aflo:Cho、Key
水野雅昭:Perc

【SET LIST】※順番違うかも。
いつまでも続くブルー
モノクロレター
アイノロイ
LIFE 'S LIKE A LOVE SONG 
RING MY BELL
EVERYBODY NEEDS A SMILE
SIREN
BUZZSTYLE
アンダンテ
MY SWEET DARLIN'
【ENCORE 】
CIRCLE

全国25箇所での弾き語りツアー中、会場はビルボード横浜、大阪、東京のみの特別公演。筆者は横浜公演の2部(夜)を楽しみました!

他の弾き語りツアーはスタンディング形式だけど、ビルボードでは全席予約制のシートで飲食も味わいつつ聴けるスタイル。

まず面白いのが、ソロ弾き語りツアー中であるにも関わらずこのメンバー構成では初めてのバンド編成であること。

ソロ弾き語り公演ではヤイコしかステージに登場しない。裏方の音響さんや各スタッフとの連携・サポートはもちろん受けてるとはいえ、全部ヤイコが出す音楽で、部分的に打ち込みで流す音もヤイコが作ってる(少なくともイメージに合うものを選んでいる)と思われる。

つまり、今回他のメンバーもいるアンサンブルとしてのセットリストや各曲のアレンジは、ツアー中の基本であるソロスタイルとは全く別に練られてる。

前半に哀愁の、バラードな選曲がなされるものの、ビルボードだからリッチでじっくりしたアレンジかと思いきや、もちろんその要素はありつつも、きわめてパーカッションが激しく、ビート感強め。エレキギターも歪みが効いたロックスタイルのフレーズが多くて、でもベースはシンセベースだからか、ピアノやコーラスのせいか、独特な、攻めの高級感。

弾き語りとは真逆と言ってよいほどに音数や音圧、「ヤイコ以外の音」があること、それも込みでのヤイコの音楽であることを印象づけるステージになっていた。

特に後半は「ビルボードライヴ」として予想されるであろうイメージを積極的に裏切りに行ってたと思う。装いはアコースティック風にお洒落してるけど、とってもロックスタイルで賑やかな饗宴。

筆者的には中でもSIRENが印象深い。この曲はイントロからメロまではDUB/レゲエ風の世界観だけど、バンド編成だからこそ、その音響の面白さが冴え渡っていて、サビでノリノリのポップソングに展開する対比が面白過ぎ。

昔から知ってるし、とても好きな曲だけど音源だと今までそういう風に聞いてなくて、このライヴで「ヤイコDUB」として再発見できてめっちゃウケたw

また、この一夜では唯一のソロ弾き語りとして披露されたRING MY BELLの、ヤイコの声がとても美しくて、自然に会場へ響いて溶けて消えていくところは、もう何度目かという程にライヴで聞いていても、聴きに来て良かったと思う。

ヤイコのライヴは10代の頃から聞いてるのだけど、「もう何回も聞いてるしいいか~」…とはならない!

むしろこのビルボード公演を聴いたことで、より一層「またヤイコのライヴに行く」のが楽しみになった。(年内あと1公演予約済み。)

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