飽き性の僕が2024年ちょっとでもハマったゲーム
この記事は『東大ボドゲサークル Weeple Advent Calendar 2024』の15日目の記事です。東大のボドゲサークルのメンバーがそれぞれボドゲやサークルについていろいろなことを思うがままに書いています(定型文)。
思ったよりもちゃんと続いてて偉いですね。書いてくれてるみんなには感謝しかないです。何日も書いてる人が何人かいるけど。
こんにちは。3日目の記事を読んだ方はお久しぶりです。初めての方は初めまして。Weepleの代表をやっている山内です。
今回の記事は表題の通りです。本当は別のテーマで書こうとしてたんですけど思想が強すぎたのでやめました。
サムネは今年の合宿の時の写真です。これだけのボドゲが集まってると見ただけで楽しくなってきますね。
筆者の飽き性レベル
かなりです。一日ハマるだけでも大したものです。ボドゲというコンテンツにハマれているのは、広く浅く手を伸ばすのが実現できるからです。同じような理由でデジタルのインディーゲーにハマっていた時期もあります。インディーゲーなら30時間くらいで全実績解除できるものも多いので、達成感が簡単に得られましたね。
そんなこんななので、「ハマる」の基準は大分低いです。全部書ききれているか分かりませんが、時系列順に書いていきます。
ハマったゲームたち
トライアングルコネクター
自作を一番最初にはしたくなかったんですけど、時系列順なので仕方ありませんでした。
ハマったと言うよりはテストプレイをせざるを得なかったゲームとも言える。けど確実に自分の中での評価は高いしちゃんと面白いと思いながらやってましたね。
アブストなので、確実にある攻略法を探究しながら、一ヶ月半テストプレイをしてゲームバランスの調整をし続けていました。でもプレイ人口はほぼないも同然なので誰にも負けないくらいになってしまった。多分チャンピオンです。あざす。
カタン
高校の時に一番やったゲーム。放課後も休業期間も毎日のようにやってたので少なくとも3桁はやってます。4桁は怪しい。
ただそんなゲームも駒を失くしてしばらくしばらくやっていなかったのですが、そんな流れに転機が訪れました。新歓期です。
試合数自体はそんなに多くない気がするのですが、正直高校の時にやったどの試合よりも1試合1試合が濃かった。カタンって同じ人とばっかやってると戦略が固まってきちゃったりして成長が無くなるんですけど、あの時期は本当に色んな人とやって色んな勝ち筋・負け筋を見ましたね。
多分このアドカレでカタンを書く人が居るはずですが、その人もこのサークルでカタンをやってから地元に帰ってやったらボコせたって言ってました。自分も初心者相手にはそれなりに安定して4,5点差つけて勝てるようになってるっぽい。
ただやりすぎて疲れましたね。合宿の時に2試合やったのですが、あれがとんでもなく集中力を要する試合でした。ちょっとでも気を抜いた瞬間に自分に不利なことが起こってしまう。酷かったのは「こっからどうしようかなー」って後ろを向いて伸びをした瞬間にやって欲しくない交渉が後ろで成立していたことっすね。筆者も交渉の有利不利はかなりの速さで分かるようになってきてるので、それを知ってるその人は僕が気を抜いてる瞬間を狙ってました。なんのゲームだよこれ。
大会とかも出たいって思ってましたけどねー。もうカタンはやり始めると本気になっちゃって疲れるので、、、、
てかなんかさっきから無意識に試合って言ってますね。それだけ本気になったゲームっつーことです。
宝石の煌めき(Splendor)
今年の対人試合数で言ったらこれが一番多いんじゃないかなあ。カタン以外で初めてガチりたいって思ったゲームです。結局夏休みもそれなりに忙しくてガチれてないけど、なんだかんだBGAのアリーナでエリートに入って揉まれるくらいはやってた。自分としてはそれだけでも褒めたもんです。
スプレンダーとかいうゲームはちょっとでも強くなるとそこら辺の人には負けなくなるので、ちゃんとやり始めるとすぐオンラインで潜らないといけなくなるのがカタンよりハマらなかった原因かも。結局自分はやらなくていいものはハマりにくいので、人付き合いとしてもやる機会の多いカタンほど精を出せませんでしたね。スプレンダーはカタンと違ってゲーム中に対戦相手にアドバイスしにくいから初心者相手だとどうやってもボコしちゃうし。やっぱリアルでやる機会が減るとやらなくなりますよ。
とはいえやっぱりBGAでも44ゲームもやってましたねぇ。え、少ないって?うるせえ飽き性なんだよ
サイズ 大鎌戦役(Scythe)
ハマったかって言うと怪しい。けど思い出深くもあるので。
本当にありがたいことに、もう一人の代表に誕プレで貰いました。元からめちゃくちゃ欲しかったけどあんまり言ってなかったのでエスパーかと思った。
実際かなりおもろい。そもそも4X系とかヘクスマップが好みではあるんですが、ルールブックの厚さの割に操作の簡単感が段違い。ボードを見ればわかるってのはそれだけでそのゲームのハードルを下げますね。
BGAにも実装されて最近も盛り上がってますね。そんなにハマってるわけじゃないけど(???)
サイズは対面ではおそらく5回くらいしかやってないのですが、ちょっと印象深いエピソードがあったのでここに書かせてください。
合同ボドゲ会というものがありまして、他の大学のボドゲサークルも集まって普段やらない人とボードゲームをして交流しようという会です。
そこで終了間際にサイズ卓が立ちました。終了間際です。イベント終了まで1時間しか残っていませんでした。しかもプレイ人数は5人、ルール未知が2人、イベントの運営が1人いるためその片付けでたまに抜けるという絶望的な状況でした。
真面目に周りの誰もが終わらんやろって言っていました。ですが聞いてびっくり、これが終わったんです。インスト15分、プレイ45分で、確か最多得点は32点とかだったと思います。経験者3人の得点差は3点以内でした。上の画像はそれの序盤だと思います。
インスト込みで1時間で終わるゲームですよ、サイズは中量級のようですね(???)。
project L
ハマった期間で言ったらこれが一番短いです。一晩なので。
ただ確実に攻略し切りました。このゲームはゲーム性こそ宝石の煌めきとかに似てる感じがありますが、インタラクション性があまり高くないので、純粋なスピード勝負になりがちです。なので合宿のときに、2人くらいで一晩ずっと一番早いムーブを探究し続けました。
結果それを妨害できるような手も無く、攻略しきった状態になってしまいました。それでハマった期間が短いって感じです。ただまあ拡大再生産の勉強になったいい機会でした。
ハイパーロボット大戦
まあ2日目のアドカレにも書いてるくらいだし流石にね。
元々こういうのは好きなんですが、意外とボードゲームってこういうの少ないですよね。対戦型なのもいい。
ゲーム自体も高校生の時から知っていて、大学入ってからもボドゲカフェとかでもたまにやっていました。が、急にハマり出したのがKevin Coxさんのサイトをサークルのメンバーが見つけてからです。この時期は電車の中とかファミレスの中とかでもみんなでハイパーロボットをやってました。
筆者はこのゲームを2日間ずっとやって飽きてを何回か繰り返してる感じです。Kevin Coxさんのサイトで一生最短手数を考えて答えを見るのを繰り返しています。それが高じて最近は今の手が最短なのかどうかを勘で判断できるようになってきました。難しい解は結局見つけられないんですがねー。
最近はちょっとサークル内での流行りが失速した感じがあるけど、2日目の記事の影響でまた盛り上がって欲しいですね。
練習ソフト作りたいなあ。
囲碁
ハマった期間は5日です。ただその時期は何を差し置いても囲碁をやってた。課題もやってなかったし飯の時間も囲碁をやってた。なんなら寝る時間削ってた。こういうハマり方するんすよね。
いや普通にかなり面白い。流石歴史のあるボードゲームなだけある。オセロにハマったことはあるんですが、それと同じくらい基本ルールが単純なのに攻防が激しいし目まぐるしい。オセロは打ち方覚えちゃうと評価値が大逆転みたいなのはあんまり起こりにくいんですが囲碁って凄いですね。オセロほどやってないからそう思うだけなのかもしれないけど。
あまり定石とかを覚えなくてもとりあえず遊べるのもいい。将棋とかは最初に覚えることが多すぎて萎えてしまう人間なので。。。
ごいた
おもろすぎだろ。今もハマってます。というかハマり始めてから一週間くらいです。やっぱり伝統的で今も残ってるゲームって無難に面白いんだなって思います(2回目)。例外ルールとかは多いけどね。その面オセロはシンプルすぎて意味わからん。 タイドラ経験はあったのですが、ごいたは2vs2なのもあって、初めてやったときはよくわからないまま終わったんですよね。けどサークルのメンバーがゲムマでごいたを買い、アプリの存在を知り、改めてやり始めたら面白い面白い。
サークル内ではまだちゃんと広まっていないのでサークル内ではあまりやってないですが、アプリでめちゃくちゃCPU戦をしてます。この前ハマり始めてから5日目にして優勝(5連勝)しました。嬉しい。
なんなんですかこのゲーム。2vs2とかいう珍しいシステムの癖に初対面でも結構ちゃんとできて、運要素も覆い隠せるくらいの戦略性もある。打ち手によってコミュニケーションをとることが出来て、敵のコミュニケーションを盗聴することが強くなるためのコツとなる。しかも2vs2なので大会となったら複雑なコミュニケーションを予め取り決めておくことも可能になる。どこまでも深みに落ちていけますよこれは。
人数の制限があまりにも強いのが悩みどころ。できる機会が少ない。でも正直タイドラより面白いんだよなあ。タイドラもめちゃくちゃ面白いんだけどね。ごいたは将棋の駒使うのも雰囲気あっていい。
数学
言わずと知れた紙ペンゲームですね。不朽の名作です。時間的には絶対にこれを一番やってました。やってることは一応「勉強」なので周りの目が悪くならないのも良い。サークル業務サボってこれやってたことも多かった ↓を見てもらうとわかる通りTwitterとかでも数学は紙ペンゲームって言ってる人が何人かいるのでね、てかなんなら紙とペンすらなくてもできるのでね、みんな大学数学をやろう。
2024年のボドゲ生活を振り返って
2024年はありがたいことにボードゲームの環境に人生で一番恵まれた年でした。
去年の夏にサークルを設立したときからは想像もつかないくらいメンバーが増えて、ボドゲを沢山知っている人や沢山持っている人と出会い、やったことの無いボードゲームを遊べる機会が格段に増え、それがきっかけともなりバイトもボドゲカフェに移しました。そこでまた新しいゲームを覚えて…という正のループですね。今年初めてやったボドゲはもう100に迫る勢いなんじゃないでしょうか。
ボドゲはデジタルのインディーゲーとかの数倍値段が高いということや、他にも好きな人を集めないといけないという制約もあり、去年まではデジタルのインディーゲーばかりやっていました。飽き性であっても広く浅くやるのが実現できるという面では両者同じなのですが、やっぱりデジタルのインディーゲーは基本的に1人でやるものなので虚しさも結構ありましたね。一時期ずっとやってたUnrailedとかは複数人でやれるので楽しかったですが。というかボドゲはどのゲームもUnrailedみたいなノリでできるので、多分元々いろんなボドゲをやるというのは向いていたんだとは思います。というか高校の時もゲムマ行ってはいるし。
おかげで自分の中で「これはハマったかもな」と思うボドゲや好きなボドゲも増えてこんな記事が書けてます。本当に感謝でいっぱいです。
これからもボドゲやろう!!