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LIPHLICH『7Die Deo』の考察
※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。
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7 Die Deoで描かれていたものとは
7 Die DeoではLIPHLICHが扮する何者かによって天高くから振られたサイコロがいくつも転がり落ちている。このサイコロはこれからウロボロスの輪を廻ることになるLIPHLICHが死と再生を繰り返して描き続けることになる作品を表している。
久我さんがリリース当時に書いたブログには、この作品は古畑任三郎形式でどんな犯行が行われていたのか結果を見せてそこから推理させるものだと綴られている。その上でどういう意味を持つ歌詞なのかも解説してくれている。しかしこの作品はブログの内容が全てではなく、これから続くLIPHLICHが描き続けることになる死と再生なるショーがどうして始まったのか、その犯行を見せたかったのではないだろうかと考えている。
アートワークにはウィリアム・ブグローの「ヴィーナスの誕生」とレンブラントの「イサクの犠牲」というギリシャ神話と旧約聖書の絵画が使われてる。あらゆる神がサイコロを振って人々の運命を決めているようにも見えるデザイン。そしてこの作品で久我さんが着用しているのはヒョウ柄のジャケット。豹は人々をキリストに導く伝道者の象徴と言われている。その伝道者が振るサイコロひとつひとつがLIPHLICHが描き続けるストーリーとなる。
この作品では煙の演出がない。それは死と再生をする人間ではないからだ。
書の歌詞に悪魔のツノがサイコロを振っている。特例Zでは豹になってお帰りくださいという歌詞も出てくる。作品を理解していくと他の作品の歌詞の意味が解ってくるかも知れない。
集合写真ではSKAM LIFEとウロボロスで使用されていたものと同じと思われるハットが2つ飾られている。
7 Die Deoはトランプの数字では1と7に当てはめられる。ウロボロスの輪の交差する地点がこの数字となっている。アートワークもよく見ると7だけではなく1が潜んでいる。
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1.7 Die Deo
2.7つ目の大罪
3.LADY NANA
歌詞考察は後日追記予定