nana

LIPHLICHの考察記事を書いています。

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LIPHLICH考察

はじめに LIPHLICHの楽曲がどういうものだったのかを個人的に考察をしてまとめたものをnoteの記事にしました。 ここに書かれているものが正解と言いたいのではなく 様々な考察や解釈の中の一つとして読んで頂けたら幸いです。 久我新悟氏の果てしない世界観と歌詞の考察の一助となりますように。 LIPHLICHの世界観とはなんだったのか ウロボロスの輪に乗って繰り広げられる死と再生なるショー LIPHLICHの楽曲は死と再生をテーマに作られている。 時に人であり、楽曲であり

    • LIPHLICH『CLUB FLEURET』の考察

      ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 CLUB FLEURETで描かれていたものとはこのアルバムでは陽気なノワールまでの作品の中で描かれていた「過去の作品を飲み干した発明家=LIPHLICH」と、「変わりに生まれた侵略者=JACK THE LIPPER」の「FUSION(融合)」が描かれている。LIPHLICHとJACK THE LIPPERは月が太陽の光に照らされている部分と影の部分として描写されている。 このアルバムが発売されるまでの約一ヶ月間

      • LIPHLICH『陽気なノワール』の考察

        ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 陽気なノワールで描かれていたものとは この作品はVLACK APRILの前日談である。今までの自分は死にVLACK APRILで再生する物語となっている。 VLACK APRILの考察でも触れた通り、VLACK APRILの主人公と発明の侵略者は同一人物である。時系列に並べると発明の侵略者→陽気なノワール→VLACK APRILとなる。侵略者は眠りに落ちた発明家の代わりに眠らずに起きていなければならない。陽

        • LIPHLICH『VLACK APRIL』の考察

          ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 VLACK APRILで描かれていたものとは 時計じかけのオレンジのオマージュ色の強い作品。暴力による破壊の先にある歪な自分らしさの再生が陽気に歌われている。 VLACK APRILは次作の陽気なノワールと明確に繋がっていて、陽気なノワールのラストではアルトラブラックのMVの映像が一瞬流れる。そして数字のカウントアップの流れからこの作品は本来4にあたる作品であるはずが陽気なノワールと順番が入れ替わっており5が

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        LIPHLICH考察

          LIPHLICH『発明』の考察

          ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 発明で描かれていたものとは このアルバムでは今までのサーカスのようなLIPHLICHの楽曲から新しいテイストの楽曲へとLIPHLICHの音楽の破壊と再生を表したアルバムになっている。 またLIPHLICH考察でも触れたようにウロボロスの輪には別のウロボロスの輪と重なってるポイントが存在する。そのポイントからやってきた存在こそInventor(発明家)でありInvader(侵略者)だ。 眠りに落ちた今までのL

          LIPHLICH『発明』の考察

          LIPHLICH『DOUBLE FEATURE』の考察

          ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 DOUBLE FEATUREで描かれていたものとは ※切り裂きショーを生き残った片割れはショウ・リブラだと解釈をしているので考察がそちら側になってしまっています。 この作品では見世物小屋の体の一部が結合したシャム双生児がショーの最中に体を切り裂き、死と再生をする物語となっている。シャム双生児は分離手術をしなければ短命の場合が多く、臓器を共有している場合はどちらかしか生き残れない。DOUBLE FEATURE

          LIPHLICH『DOUBLE FEATURE』の考察

          LIPHLICH『蛇であれ尾を喰らえ』の考察

          ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 蛇であれ尾を喰らえで描かれていたものとは 蛇であれ尾を喰らえは7 Die Deoで振られたサイコロが散らばって始まる、死と再生なるショーが繰り広げられる土台となる作品。ウロボロスの無限の輪を出発地点から廻って、LIPHLICHの作品は死んでは生まれ変わりを繰り返し一周りして終着地点へと戻る。そしてまたそこを出発地点として廻っていく。 その出発地点から再出発する作品がケレン気関車である。更にそこからまた一周り作

          LIPHLICH『蛇であれ尾を喰らえ』の考察

          LIPHLICH『7Die Deo』の考察

          ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 7 Die Deoで描かれていたものとは 7 Die DeoではLIPHLICHが扮する何者かによって天高くから振られたサイコロがいくつも転がり落ちている。このサイコロはこれからウロボロスの輪を廻ることになるLIPHLICHが死と再生を繰り返して描き続けることになる作品を表している。 久我さんがリリース当時に書いたブログには、この作品は古畑任三郎形式でどんな犯行が行われていたのか結果を見せてそこから推理させ

          LIPHLICH『7Die Deo』の考察

          LIPHLICH『SKAM LIFE』の考察

          ※初めにLIPHLICH考察から読んで頂けると解りやすいです。 SKAM LIFEで描かれていたものとは SKAM LIFEではこの作品以降続くことになる死と再生なるショーの始まりが歌われている。アートワーク、歌詞、MVには煙が多様されている。これは例外もあるが以降の作品にもどこかに描かれる描写になっている。この煙こそが各作品の死と再生の瞬間を表すものとしての意味を持っている。 そしてここからSKAM LIFE’S IS DEADで2018年4月8日に釈迦の誕生日を迎え

          LIPHLICH『SKAM LIFE』の考察