愛されたのは思いもよらない変なとこ。
ここ、頑張ってます、というところは
誰にも認められなくて
なんでそんなところを褒めてくれるの?と
思うことないですか。
わたしの話で恐縮ですが、、、。
過去のわたしは
人から好かれる気がしなくて
好かれないなら
ちゃんとした人(特に仕事)と、だけは
思われたくて
ガチガチに見栄を張って作りこんで
社会生活を送っていたんですね。
素の自分なんて見せるべからずと
仕事の時は一切のミスをせぬよう
念には念を入れて隅々までチェック。
カッコいい上司に見えるよう
スーツを着こなし(浅はかです、、)
指示を的確に与え、アドバイスし、
皆に目が行き届くよう気を配り(つもりですが)
100人近くいる部下のプライベートまで覚えて
それなりにお声がけしたり
配慮したり
みたいなことを目指して、頑張ってたわけです。
(肩こりひどかったです)
「どや、すごいやろ」
「頑張ってるやろ」を押し隠して
偽りのすごい人をやっていました。
あるとき、そんなわたしになついてくれる
部下ができまして。
部下といっても年上で同僚に近い感覚だったので、
とっても嬉しくて、褒めてほしくなってしまい。
さらっと聞いてみたんです。
「どうして仲良くしてくれるの?」
期待しましたよ。
仕事ができる、とか
部下の面倒見がよい、とか
思いやりがあって優しい、とか
わたしの頑張ってる部分を
褒めてもらえるはずだったから。
でも、ね。
彼女が好きと言ってくれたのは
偉~いすごい上の上司のミーティング中に
上司の話を無視して
セーターの毛玉を手でむしってたところですって。
そして、
最終的にものすごくオーバーアクションで
セーターのカシュクール部分をひっくり返して
溜まったほこりを「パンパンッ」と払ってしまったらしい私。
そこが、あまりに非常識で
好きになったと。
そこが気に入った✨と。
話が長かった上に面白くなかったんだもの。
つまらなかったんですよね~。
「なんでそこ?」
認めてほしいところは認められなくて
そこじゃない!と隠したいところは見られていて。
人からどう見られかを考えていても
どう見てくれるかはコントロールできないんだな~としみじみ感じだ出来事でした。
まじめなことをいうと
必死で頑張ったところを認めてもらっても
「必死で頑張っているから褒められているだけで
私が努力をやめたら大したことないんだ」って
無価値感に襲われるような人間でしたので
絶対隠したい、でも、素の部分が好きって
言ってもらえて、とっても楽になった経験です。
少しずつ、自分のままで生きていいんだと
思えるきっかけになった出来事だったので
書き記しておきます。
こんなわたしでも
長年お付き合いしてくれる少数の友人がいてくれることを、本当にありがたく思います。
お友だちのどんなところが好きですか。
もしよかったら、
もし変なところがお好きなら
伝えてみてくださいね。
「やだ~っ」
「なんでそこ??」と
拗ねて見せるかもしれませんが
いつかほっこり、嬉しがるかもしれません。
ちなみにその話がつまらなかった上司とは
10数年プライベートでも仲良くさせていただいていますが、この話は秘密です。
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