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映画「ミッドナイト・イン・パリ」

2020年7月9日日記転記

2011年公開のスペイン映画。ウッディ・アレンが監督、脚本を務めた事でも有名です。主演:ギル・ペンダー/オーウェン・ウィルソン、イネス/レイチェル・マクアダムス、アドリアナ/マリオン・コティヤール

この映画を見て大林監督の「時をかける少女」を思い出しました。また「クリスマス・キャロル」のようでもあります。ウッディ・アレンのストーリーは1920年のアールデコの時代と1890年のベルエポックのパリへとタイムスリップするストーリーです。過去の有名な作家や画家、芸術家や美術評論家が多数登場します。ピカソ、フィッツジェラルド、コールポーター、ガートルードスタイン、ダリ、マンレイ、ルイスブニュエル、ロートレック、マティス、ドガ、ゴーギャン。「数々の栄光に満ちた黄金時代」とは、現代の人々が過去に憧憬を持ってみる懐古主義の表現の一つであり、主人公がミューズとして扱うアドリアナに言うセリフの一つに「現代に生きる僕らは絶えず不満の中にいて、過去を懐かしむ」「”現代”って”不満”なものなんだ。それが”人生”だから。」という言葉が一番ウッディ・アレンが言いたかった事が込められているような気がしました。

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