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スブロサ雑感。
BUCK-TICKのスブロサを買った。
感じたことや印象に残った曲について取り留めもなく書いていこうと思う。
BUCK-TICKがBUCK-TICKとして、淡々とBUCK-TICKをやっていた
雷神 風神 - レゾナンスのMVを見た第一印象がこれで、今回のアルバムも同じ印象だった。
4人体制でどういう風にやっていくのだろうなどと心配していた自分が恥ずかしくなってしまった。
完全にBUCK-TICKだった。
百万那由多ノ塵SCUMとFrom Now On
「俺たちは独りじゃない」
「Just the beginning Nothing to Worry about」
どちらの曲もこちらに語りかけてくれているような、それと同時に自身にも言い聞かせているような印象の歌詞だった。それぞれの優しさ。
百万那由多〜はJUPITERに似た雰囲気で、あの曲が更けていく夜なら、この曲は夜明けの手前という感じ。
冥王星で死ね
キャッチーなアゲアゲ曲。ライヴで楽しそうな。
トールさんが叩くドコスコドンドン系のリズムは儀式的高揚感があって好き。松明が見える。
薔薇の下で懺悔をするが、「神裁く」を「神様グー!」と聞き間違えており、歌詞を見るまでずっと心の中で親指をグー!と立てながら聴いていた。
神より先に私が裁かれるだろう。
プシュケー -PSYCHE-
この曲、めちゃくちゃ鳥肌立った。
星野さんの声があんなに色っぽいだなんて……
そして魔王の気配を感じたのは私だけだろうか。恍惚と死への恐怖が相まって魂持っていかれそうになる。
「楽園(祈り 希い)」に似た世界観を感じるなぁと思いながら歌詞を見たらこの曲にも「祈りと希い」というフレーズがありめちゃくちゃ興奮した。
楽園で殺し合う神の子は地上の死を知らんだろうな…
そしてこのタイミングで楽園の作曲も星野さんであることを知る。なるほど刺さるわけだ。
ガブリエルのラッパ
プシュケーに引き続き魂持っていかれる系。
真・女神転生3の魔人トランペッターのような、天使の羽を持つ骸骨が迎えに来るような印象。神々しさと禍々しさが交差する。
間奏でツンドラの大地を感じたのは気のせいだろうか。ジャケットは満天のオーロラ…考えすぎかな。
4人で5人の音を鳴らしていく
いないけど、いるような。
4人なのに5人の音を感じるのはなぜだろう。
長年の活動により積み重ねられた5人の音が秘伝のだしとなり、そのだしで4人を煮込んでいるような。
4人それぞれに5人の合わさったエッセンスが取り込まれているのかもしれない。
彼らはこの先もきっと、淡々とBUCK-TICKを続けていくのだろう。
どうか、どうか長生きして欲しい。
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