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1周年の振り返り

蓮です。
今日でデビュー1周年です。
マジでお世話になっております。

1年経って思うことや、思い出の振り返りをざっくりしてみようと思います。
きっと皆それぞれ違う景色を見て1年過ごしてきてると思うんだけど、私の1年はこんなんです。
もし良ければ読んでね~

【1年経って、今】
 まず、1年やってきて感じるのは今がスタートラインだなということです。
遅くなってしまったけど、ようやく夢が見れるようになりました。

ねおちの曲は聴かせなきゃダメだし、説得力のない表現とかそういうの全部モロバレなので、とにかくしっかり基本的なことをやれないといけない。
レベル高いことをやらないといけないグループなんだよなと思います。

この音楽に対して、最低限グループ全体でこのくらい打率あって欲しいな〜のラインに今ようやく立ったかな…

1年目、まだ右も左もわかってない状態から見てくれてる皆さんに、早くパフォーマーとして自信もってステージに立つ姿を見てほしい。
今後こいつら本当に成長したなと肌で感じて貰えるのは、今見てくれてる皆さんだと思うので…。
この1年でねおちに出会ってくれた人が1000人ちょっといる。
その人たちを全員泣かせられるように、苦戦したり失敗したり、そういう日々も含めて応援してきて良かったなと、思って貰えるようになりたいです。

私は今、ダンスを何とかしたいなと思っています。
バレエをやっていた時厳しく言われたのは「死ぬ気で地面を押せ」「気狂うまで地面を踏め」でした。
要は、ダンスは反動を使わないといけないんです。
自分の身体をバネのように使って、反動をコントロール出来た時にキレが産まれるしテンポが揃うんですね。
今頂いている振付を踊っていて、「あっ、ここ本当はもっと踏まなきゃダメだ」「先生ほど反動を生み出せていないから動きが身体で理解できないんだ」みたいなことがよくあります。
こればっかりは自分の筋肉が弱いってことなので、トレーニングが必須です。

その上で、上体の力をなるべく抜きながら、歌を安定させなければならない。
音楽の幻想的で柔らかく、少し不安になる霧みたいな気配を残すとなると、地声でゴリ押しは避けたい。
ファルセット使ったり、きつくなりやすい音を緩和するなら息の量は数倍使う。

つまり、酸欠覚悟でいなければならないし、頭が回らなくなった時に身体が勝手に動いてくれなきゃ困る。
リズムも複雑な分、気絶しててもぴったりタイミング合わせられるくらい、音と身体の動きを感覚的に掴めなければならない。

やっぱりレベルの高いことが求められています。
だから、いつも反省の方が多いです。

スモークは乾燥するし、ライトは想像以上に熱いです。

自主練中、1回全力でやったら途中で吐きそうになりました。前後左右分からなくなるんですよね。

でも、いつか2時間くらいワンマンでステージやれるようになりたいし、身体思い切り使える広いステージに立ちたいから。
少しずつトレーニングして限界のゲージを上げていきたいと思います。

反省が多い中、見に来てくれる人達はいつも褒めてくれる。この人達に物語を見せられたら良いなと思う。
出会う時って人それぞれ、本当にタイミングじゃないですか。
今出会ってる人に我々が与えられるものは、難しく素晴らしいお題を前に、力不足な中で一生懸命頑張って壁を登っていく姿を見せることだと思います。

挑戦と失敗と成功を繰り返して、いつか「遠くまで来たな」とファンの人たちも一緒に思って貰えたら嬉しい。見える景色が変わったら、ステージを見た時にメンバーの背景と、この1年目を思い出して熱くなってくれたら嬉しい。

そんなことを思えるくらいには成長したし、まだ全然成長できるなと思えるようになりました。
強い武器も価値が分からなければ使いようないですから、1年やって使い方が見えてきたんだと思います。

………………………
【所属したきっかけとねおちを支える大人たち】
ねおちの準備自体はデビューの半年くらい前から始まっておりました。
私が声をかけて頂いたのはオーディションの前、メンバーもまだ完全に決まっていない時。

なにより音楽も決まってなかった。

本当は音楽を聴いてから決めたかったけど、そこまで時間もなく、賭けるしかないなぁと思ったのを覚えている。

決め手は室井さんとお話した時、熱意を感じたこと。
きっとまだ不透明、でも想いはある。
ものを作る時、想いは骨になります。ロジックは筋肉です。
骨が無ければ筋肉はただの肉塊です。
骨は骨だけでもきちんと骨です。しかし筋肉がなければ動きません。
まず骨になる想いがないといけない。そしてそれは楽にお金を稼ぎたいとかそういう簡単に折れるものではなくて、夢みたいな強くて熱いものじゃなきゃいけない。
そういうものがこの人にはあるんだろうと思ったので、ねおちに入ろうと思いました。

熱意担当って難しくて、言語化しがたい感情を言語化しなければならないんですね。心は熱く、頭はクールにいなければならない。
時には自分の直感みたいなものを「ごめん!今はわかんないかもだけど、信じて!」というシーンだってある。
人数が増えれば増えるほど、難しい。
きっと伝える難しさに沢山ぶち当たりながらも、プロジェクト開始から一年以上室井さんがねおちに沢山の想いを割いてくれていると感じてきました。

プロデューサーに1番大事な想いを感じたから、今ここにいます。室井さんじゃなかったら多分居ません。
ロジカルな人も超大事だけど、それはそれで才能だから、進んだ先で頭の回転爆速勉強マニアのド変態に出会えたら最高って感じだと思うんですよね。
そういう人を本気で動かすにしても、やっぱり熱意とパフォーマンスだと思うんで。
なんか面白そうとか自分のためになりそうって思わなきゃ、そういう賢い人って動いてくれないので、何か与えられるようになるのが結局早いんです。

そして、そういうインパクトを与えられる音楽だと思います。
売れるかどうかは分からない。でも確実に良い。
ものにしたら何か化けるかもしれない。
だから賭けたいと思う人がねおちには集まってくれてるんだと思います。
大人達には本当に感謝です。

この前、いつも写真撮ってくれてる遠藤さんが酔っ払いながら、ずーっと「本当にねおちが好きだ」という話をしてくれました。
写真からもそういう明るいエネルギーは伝わってきているし、愛情を持って撮ってくれていることが本当に有難いなと思った次第です。

だいじろーさんもめちゃめちゃ良い曲を沢山くれました。ねおちの空気が半年前くらいに変わったのは新曲のおかげだと思っています。
私たちがどこを目指すかはだいじろーさんの曲が指し示してくれました。
THISTIME RECORDSさんは私達に出資してくれているわけで、本当にこの人たちが投資してくれてるから私たちは活動できてるし、ここまで応援して良かったと何かしらで必ず思ってもらわなきゃいけないなと思っています。頑張ります。

……………………………………
【メンバー】
6人誰も辞めずに来た。
本当に良かったと思う。
1年前に比べると、皆垢抜けたなーと思う。

メンバーに対して思うのは、まず皆ちゃんと良い奴で良かったなってこと。
運営層がちゃんとしているのと同じくらい、メンバーが良い奴であることって大事だと思う。
全員ルーツが違うので、各々のことは各々にお任せって感じなんだけど、皆ちゃんと大人なので安心感がある。
系統もバラバラだし、身長差も良い感じで、バランス良いんじゃないかな。

学校にいて仲良くなるかはわからない。だからこそ仕事を通じてこうして関われることが有難いなと思う。
大人になってよかった。
良い人たちとは系統が違っても関わりたいからね。

そして、1年経ってそれぞれの素質だったりパワーアップした先みたいなものを想像出来るようになった。
まだ本人に直接言うことがプラスになるか分からないから、言ってないけど。
皆きっともっと自分を信じて良いと思う。
卑屈になってる時間なんか無い、自信なくしてる場合じゃない。活かすも殺すも自分次第なんだと思う。そのくらい可能性があって、輝ける人達だと思う。

それぞれがきちんと成長した先を見たい。
見せたい。

苦戦していることの多くは、練習すれば出来るようになる。
やり方がわからない時、何度やってもできない時は先人に習う。
あとは回数。とにかく回数。
回数×質でしかない。

希望に溢れたメンバーだと思う。
練習すればいいだけだ。
やり方を知ればいいだけだ。
やればいいだけ。
皆かわいい。皆かっこいい。皆綺麗。
ちゃんと進化する。
向き合えば向き合った分だけ結果が出るようなメンバー。
この6人で進む2年目、各々が欲望や展望を目指して頑張り、花開いたらいいな。
この音楽とこの踊りに私たちは何を与えられるかな。
一人一人への想いとか、開花させられるであろう魅力とか、そういうのはここには書きません。
でも、本当に良いメンバーです。
いつもありがとう。これからもよろしく。
2年目は1番の味方であり1番のライバルになれるような、この音楽を最も楽しんでるのは私だと高めあえるような存在になれたら良いなと思います。
楽しもうね。

【ステージに立つ、パフォーマンスする】

私は正直アイドルになりたいから、ねおちに入った訳じゃない。
歌ったり踊ったりしたかったから入った。

ステージに立つという意味も、他のアイドルさんとは少し違うのかなと思う。
皆に可愛いところ見てもらおうとか、沢山の人に愛されたいみたいな気持ちがあんまり無い。
皆とコミュニケーションを取るためにステージに立つ訳でもない。

ずっと目的は歌って踊ること。
結果として音楽を通じて皆と繋がり、コミュニケーションは生まれると思う。表現の1種に美しさや可愛さもある。
でも私にとってそれは結果で、目的では無い。

皆に理解されることをやりたいとも思わない。
人には人の乳酸菌、人には人の好き嫌いがあって、自由だからね。
自分が好きならいい。
人とは出会う時は出会うし、好きになる時は好きになる。今じゃないってこともあるし、交わらないこともある。それでいいと思う。そんなに人に求めていない。自分の人生を皆生きて欲しい。

ただ、ステージに1年間立って、客席が息を飲んだ瞬間を何度か感じた。
それはとても良かった。
人は本当に驚いたり感動すると止まる。
言葉より先に身体が反応する。
ジェットコースターで急下降したあと、何故か爆笑が起こるのと同じこと。
泣いたり笑ったり声が出たり、息を飲む。
脳みそがアラートを出す。

私はシンプルで根源的なものが好きだ。
余計なこととかいらなくて、音楽があり、音が鳴り出したら動かなきゃならないから、勝手に歌声が響いて、踊り始めれば良いと思う。
決まりを知るのは大切だ。基礎作りは必須だ。
ただ、それら全ては感じるままに表現するための準備に過ぎないと思う。
その為に私たちパフォーマーは今何を感じて何を表現したいのか常に自分に問い続ける必要があるのだから。

皆ねおちのステージを見てシンプルになったら最高だ。
音がある、歌がある、踊りがある、そこに自分もいる、何か考えたり人間らしくある前に揺さぶりかけられた何かが身体から出てくる、心から溢れてくる。
ごまかしの効かない素直な反応を引き起こせる、そんなステージがしたいし、そこに皆いて欲しい。

シンプルで根源的なものは、シンプルになる過程に必ず複雑さや緻密さがあるのが良いところだ。
カオスとシンプルが両立する場所って気持ち良いよね。そこに出来るだけ多くの人間を連れていきたい。まだまだ実力不足だけど。

なんの為に歌って踊るのか、新しい目的ができたなと思う。
もっと自由に、もっと心地よく。
まだ見せてない表現が多すぎるので、それも合わせて。
沢山思考して練習して、最終的に思考も練習も置いていけるような身体に辿り着きたいな。

皆が考えるより先に反応するようなそんな音楽とステージをしたいね。

人に求めると遠回りになるから私は求めないし、目的は人に左右されない方が良いと思っているので、いわゆるThe守りたくなるような可愛いアイドルでは無いと思う。

無責任に全員救うとかも言いたくない。
救われたとして、それは自分の手柄じゃなくてそいつが頑張った成果だし。

なんか普通にちゃんと生きてる自分でいたいし、そういう自分じゃないと結果出ないと思うから。
ダメな時もそりゃあるけど、別に今はダメですね~でおしまい。
やっぱり自然に生きたいね。
やりたいことをちゃんとやる。

弱くないと大事にされないとか、絶対嘘だから。
強くないと愛されないとか、それも嘘だから。
苦しんで苦労して、悲しみと辛さとかそういうものもちゃんと抱きしめて前に進む。
ちゃんと大丈夫にする。
地に足つけて良い時も悪い時も自分と一緒にいる。

変化とか波とかそういうのを無闇矢鱈に恐れず、普通にちゃんと生きて生きたい。
健康とか幸せとかってそういうことだと思う。
二年目、頑張ろう。


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