ハスラー

自分の文章読み返すのが好き アイコンは絵とSFの上手な先輩(@rakugaki_mon…

ハスラー

自分の文章読み返すのが好き アイコンは絵とSFの上手な先輩(@rakugaki_monkeyさん)から

最近の記事

Thisコミュニケーションを読んだ 〜奇妙なタイトルへの考察など〜

みんな! ちゃんとコミュニケーションしてるか?! コミュニケーションは難しいよな! 僕は毎日苦労してるぞ! 君たちもそうだろう! そんな悩み多き僕らに大切なメッセージを伝えてくれる漫画の感想――。 殺戮上等! 倫理観なし! ウルトラ合理主義の軍人・デルウハは三度の飯より、いや、やっぱり三度の飯が大好き! そんなデルウハが出会ったのは不死身の少女たち「ハントレス」。彼女たちは死んでも復活する恐るべき改造人間なのだが、死ぬ前の1時間が記憶からすっぽり消えてしまうという大きな欠陥

    • BORUTOは果たしてNARUTO NEXT GENERATIONなのか

      8/28まで漫画の『BORUTO』が無料公開してたので全部読みました。 つまりもう無料で読むことは叶わないです。 残念でしたね。 突然ですが僕は結構『NARUTO』が好きだったりします。 ガチファン名乗れるほどの熱量があるわけじゃないですが、僕が死んで遺品整理をしてもらうのに備えて、本棚に全巻揃えておきたいくらいには好きです。 なんでまぁ、『BORUTO』の感想を書くとなると『NARUTO』を踏まえておきたいのが道理ってもん、いや、それが僕の「忍道」です。 NARUTOの

      • おやすみプンプンを読んでしまった

        おやすみプンプンがどんな漫画か。 具体的なあらすじとかはまったくだったが、とにかく「読むと鬱になる」らしいってことだけ知っていた。 それで、実際に読んだ感想だが、『おやすみプンプン』は思っていたよりも辛い・苦しいだけの話じゃなくて、意外とアハハと笑えるほどユーモラスで、暴力性はあるけど命の価値を下げるほどじゃなくて、悲劇があっても大体は救済があった。 だけど、その、そこまで露悪的じゃない世界観はむしろ、読者と作品の距離を縮めていて、読者の現実と接続しやすくなってるんじゃないか

        • 岸辺露伴 ルーヴルへ行くを観た 〜原作とちょっぴり比較して〜

          『岸辺露伴は動かない』は漫画版もそこそこ読んでるし、ドラマ版も放送されたやつはみんな見た。アニメ版は切り抜きだけ見た。僕は最低のクズです。 あの『岸辺露伴』がとうとう映画に! でもそんな観に行く人いるの〜? 元がジョジョだし、そのスピンオフだし、その実写版だよ〜? と舐めた態度をとっていたらめちゃくちゃ人来てた。『岸辺露伴』恐るべし。 単純に気になることだが、「漫画知らんけどドラマ版の大ファンです!」って人はいるのだろうか。まぁ世界は広いのでいることにはいそう。ぜひ出会って

        Thisコミュニケーションを読んだ 〜奇妙なタイトルへの考察など〜

          変な家を読んだ

          「オモコロ」というWebサイトがある。 なんか面白そうな企画を立てて、その有り様を面白おかしく書き記したものを投稿しまくっているWebサイトだ。 しかしそれらしい紹介を始めたものの、オモコロで僕が知っているライターさんはたった一人なので、オモコロの紹介はこの辺で切り上げる。 そのライターさんの名前は「雨穴」さん。主にホラー系の記事を投稿している。 彼が投稿するホラーは、「怖がらせてやるぞ!」って感じの露骨なものではなく、むしろ淡々としていてコミカルさを感じる部分もある。コン

          変な家を読んだ

          フリゲ 206-にまるろく-を遊んだ

          ゲームの感想なんで攻略情報とかはないです。 ネタバレはあります。 最近友人にいっぱいフリゲをお薦めされたのでいっぱいフリゲを遊んだ。別に感想まで書く必要はないかと思ってたけど、折角だし書いとく。面白かったので。 主人公は何の変哲もない女子高生 ゲームは彼女が自室で目を覚ますところからスタートする。具体的な説明はなかったけど、タイトルの206は主人公の部屋の番号だと思われる。6つも部屋が並んであったかは覚えてないけど、少なくとも2階ではあったし。 温かみのあるドット絵が特

          フリゲ 206-にまるろく-を遊んだ

          ONE PIECE FILM REDを観た

          最近アホみたいに感想書き溜めててちゃんと消化できてない。 一応端末内のメモに箇条書きで残してるけど、ちゃんと文章にしときたい。 そんなわけで先週観たこの作品から消化していきます。 結論から言うとワンピースぽくない作品だった。 ワンピース自体は全編読んでて今でも追っかけてる漫画なので、本作も当然観に行く予定だった。なんでまぁ、自分のことをそれなりにワンピースを知っている人間だと評価してます。 その僕の意見として、本作は従来のワンピースとは大分毛色の違う作品だった。別に悪い意味

          ONE PIECE FILM REDを観た

          輪るピングドラムの後編を観た ーピングドラム、荻野目桃果、渡瀬眞悧への個人的解釈ー

          無事観れたので感想を書く。 映画見終わったあと、コメダ珈琲で感想書くのハマるかもしれん。 これは前回劇場版の前編まで観た時に書いた感想。 読み返してみると、結構いいこと言ってんなってなる。 今回はこの感想の延長線上です。 んで、後編について。 まず前編もそうだったけど、全体の9割くらいは総集編。いくつかのエピソードを省いてたり、出す順番を入れ替えたりもしてたが、2時間でピンドラの後半を振り返るには丁度いい構成だと思った。 まぁでも、苹果と時籠のレズ旅館とか、真砂子の爺ちゃ

          輪るピングドラムの後編を観た ーピングドラム、荻野目桃果、渡瀬眞悧への個人的解釈ー

          チェンソーマンを読み返した

          「チェンソー」マンな? 「チェーンソー」じゃなくて「チェンソー」、な?? アニメ放送でチェンソー警察が出るかもなので注意喚起です。 元々単行本も買い揃えとくぐらい好きな漫画ではあったんですけど、明日からジャンプ+で第二部が始まるので、改めて感想を書いときたいなとなった次第です。第一部は初回のみ全話無料で読めます。 あの「ファイアパンチ」の藤本タツキ先生がジャンプで連載持つってことで、結構話題されながら始まったことを覚えている。ファイアパンチが良くも悪くも衝撃作だったので、

          チェンソーマンを読み返した

          ブルーロックを読んだぞ

          東リベと同じく80%オフで売ってたので買いました。 サッカーという概念、俺はイナズマイレブンでしか摂取したことがない。リアルはもちろん、フィクションの世界でもサッカーの作品に触れた経験はない、多分。 なんでまぁ、サッカーのルールも全然知らん。それでもちゃんと楽しめた作品なのでオススメです。てか人気出るスポーツ漫画で、ルール既知必須てことない気もするが。 「熱」を感じつつ、ロジカルな話の展開が印象的だった。 まずめっっちゃくちゃ絵が上手い。試合の展開の様子とか、ボールを操る足

          ブルーロックを読んだぞ

          かんかん橋をわたってを読んだ

          えー皆さん、この作品に見覚えはありますでしょうか? 結構広告とかで見た人いると思います。 「嫁姑戦争系」の漫画ですね。そういうジャンルがあるのかは知らんけど今適当に名付けました。 これ系の漫画って、「不幸百連発!」「制裁でスカッと!」的な見出しでコンビニの漫画コーナーによく陳列されているイメージがある。で、そういう漫画って読んだ後に気分沈みそうだからあんま食指が動かない。つまり「かんかん橋を渡って」を読もうと思ったのは、「嫁姑戦争系」に抱いている暗いイメージを、上回るような

          かんかん橋をわたってを読んだ

          魔入りました!入間くんを読んだよ

          よふかしのうたで結局摂取できなかった「毒にも薬にもならないようで薬にはなる漫画」成分を得るために読んだが、おおむね期待通りの薬だった。 別に人生に疲れてるとかじゃないけど、こういう漫画を読んでいたい時期があります。 異種族学園モノ、って感じ。 「ロザリアとバンパイヤ」とか「ヒロアカ」とか「めだかボックス」とか、そういう系の漫画の明度をぐいんとアップさせたら入間くんになると思われる。 溢れてそうで割と類似品が見つからない作風かもしれん。 主人公の入間くんは毒親に身売りさせら

          魔入りました!入間くんを読んだよ

          犬王を観ました

          今日はシン・ウルトラマン観て犬王観よう!という予定だったので観てきた。本来行く予定の映画館を調べたら、観る前から満員になってしまったので、わざわざ川崎市の映画館まで来たぞ。 予告で内容は少し知ってたけど、鎌倉だったか室町だったかで、犬王ってやつと誰かがロケンロールするんだなぁ、ぐらいの事前知識しかなかった。犬王の時代背景とか申学(なんか曲に合わせて踊るやつ)の知識とかまったくありません。 えー、バカほど面白かったです。みんな今すぐ観たほうがいい。 けどな、できれば日本語字

          犬王を観ました

          シン・ウルトラマンを観た

          ウルトラマンという作品を僕はあんまり知らないんですけど、人気出てるしシンゴジ面白かったし、まぁそういうミーハーな気持ちで観てきました。 ウルトラマン、まったく知らないってわけでもない。 子どもの頃にネクサスだったかコスモスだったか観てた気がする。あと怪獣集めて戦わせるポケモンみたいなやつ、映像もゲームも遊んだ。 しかし、「ウルトラマンと言えばこれがテーマだ」と言えるわけはなく、シン・ウルトラマンの何が既存の作品と異なっているか、あるいは継承しているかを論じることはまったくで

          シン・ウルトラマンを観た

          よふかしのうたを読んだ!

          「だがしかし」の人が描いた漫画なので1話完結型の日常系ギャグラブコメみたいな漫画だと勝手な想像をしていた、てか「だがしかし」も読んでないのにそういう感じかな〜と思ってたので、「よふかしのうた」を読むにあたっての入り口は偏見まみれでした。 ハッキリ言ってかなり面白かった! 色物で面白なキャラクターを掛け合わせて、毎話クスッと笑えるような話をお出しし、スルスルと抵抗なく読める──そんな「おつまみ」的な作品だと思っていたので、笑いあり、涙あり、バトルあり、ミステリーあり、サスペン

          よふかしのうたを読んだ!

          東京卍リベンジャーズを読んだ

          今更ながら読んだ。 前から読もう読もうと思ってたけど、なんかセールで80%OFFになってたのでとうとう買ってしまった。 「ヤンキー漫画」はベルゼばぶしか知らないし、「タイムリープ物」もシュタゲぐらいしか知らないので、その間の子は一体どんな奴なのか?と思ってたけど、ストレートな展開にちょっとしたミステリーが加わった感じでかなり読みやすい作品だった。 というか、タイムリープ能力にかなり制限があるうえ、その能力の出処が何なのかとか理屈づける気なさそうだし、タイムリープという強力

          東京卍リベンジャーズを読んだ