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再度見直されている紙の広告媒体

広まるWEB広告

インターネットの普及によって紙の広告からネット広告への移り変わりが進んでいます。

ネット広告のメリットとしてはターゲット層を絞って広告を打てることがあります。普段見ているWEBの閲覧履歴を元に、広告を打ちたい商品のジャンルを閲覧している人向けに広告を発信できるため、効果を期待できるとされています。
さらに広告効果をリアルタイムに確認できるので効果が薄いと感じた場合はWEB上ですぐに広告のイメージを変更したり、ターゲットを変更することができます。

ただし、広まりすぎたWEB広告には最大の弱点があります。
ターゲットに広告を打ちたい企業は数多く存在しており自分の広告が埋もれてしまい、そもそも見てもらえないということも多いのです。
そのため優先的に表示させるために企業はどんどんお金をかけ広告を表示させるようにするのですが、費用対効果が良いのか悪いのかよく分からないというのはよく聞く話です。
また、WEB広告はある程度知識が必要です。WEBに精通していない人がとりあえず広告を打っても期待した効果がでないこと多く、WEBに関しての知識を取り入れることも重要となります。

昔から利用される紙の広告


紙の広告はインターネットが普及する前、さらにはテレビやラジオが登場する前から広く使われてきた歴史ある広告です。
遥か昔広告と言えばビラ巻きとして町でたくさんのビラがばら撒くように配られていたそうです。

現在の紙広告としてのデメリットは広告効果がでるまで時間がかかるということが挙げられます。
デザインを起こし、印刷工程を経て織り込みチラシやポスティング、手渡し等の工程へと進むためWEB広告のようにデザインが完成したらすぐに広告効果を期待できるわけではなく、広告が行き渡るまでに時間がかかります。
また、WEBと違って広告を修正したい場合もすぐに変更できないことがネックとなるでしょう。

紙広告の最大のメリットは自由度の高さ。
これは紙媒体の広告の全てに共通することで、デザインや文章、写真、イラストなど、表現の幅がとても広いことがあげられます。
また、手元に残るため繰り返し見てもらいやすいのもメリットと言えます。
気になるものはとっておいて、自分の意志で後から再度見ることができるというのはWEBではできないメリットで繰り返し見るということは購入への期待度も高まります。
さらに紙媒体は基本的に郵送や人の手によって届けることになりますので、紙だけでなくちょっとしたサンプルなども一緒に添付することもできますし、紙の材質や箔押しなどのデザインで人の目を引いたり、質感などの手触りで複数の感覚を刺激でき視覚以外の印象を与えることも可能です。
以上のことから、インターネットが普及した今でもたくさんの企業が紙媒体の広告を使い続けているのです。
紙媒体はシニア層での効果が期待しやすいため、年齢層によってWEBと紙の両方を使っていくのが効果的です。

紙広告の種類や特徴

折込チラシは、新聞やフリーペーパーにチラシを挟み込んで消費者に届ける手法です。新聞に折り込む場合は枚数が多くても1日で確実に配り終えることが可能です。新聞はシニア層に信頼度が高い媒体なので、ターゲットを絞って広告を打つと効果的です。

一方フリーペーパーの折込は、配布エリアをより細かく選ぶことができ、地域密着の情報を届けることができるので、消費者もその情報を身近に感じやすくなります。地域住民の集客を狙いたい飲食店やエステサロンなどの集客に効果を発揮します。折込サービスを行っているフリーペーパーは限定されますが、新聞を取らない比較的若い世代をターゲットにすると良いでしょう。


チラシのポスティングは、手に取ってもらえる確率が高く、反響率がトップクラスとの声もある。サンプルやクーポンなどの特典を一緒に配ることも可能で、より消費者に広告効果を発揮できます。細かくエリアの市場を細分化して配布することも可能です。

ポスティングは住宅形態によってターゲットを絞ることもできます。たとえば年齢層の若い単身者向けの広告であれば単身向けのマンションが多い地域や駅近くのマンションあたりに絞って配布すれば効果的です。また、新聞を購読していない世帯にも配布でき、特定エリア内の多くの消費者に広告を見てもらいたい場合に適しています。


ダイレクトメールは紙媒体広告の中でも堅調と言われており、個人や法人宛に郵便で送る広告である。

郵便で送る場合には一般的なハガキだけでなく、通常のハガキよりも情報をたくさん記入できる圧着ハガキ、サンプルやチラシを入れることができる封書のいずれかを選択します。その時々で伝えたい情報量に合わせて送り方を変えることが可能です。

現在では消費者の情報を収集したうえで分析し、狙ったターゲットへ届けることが可能となっている。そして何より、顧客の行動をリアルタイムに追跡することにより最適なタイミングでアプローチすることができるため、キャンペーンの周知などに活用すると効果的です。
また一度使用してほしい場合はサンプルも同封できるので試してもうことで購入に繋がりやすいのも特徴です。

店頭リーフレットやパンフレットは、店の情報や商品、店舗へのアクセス方法やサイトURLなど、最も伝えたい店舗の情報をお客様に伝えられる広告の一つである。

クーポンなどを掲載することでお客様に読んでもらいやすくなるでしょう。また、サイトURLは文字で記載するだけでなく、QRコードを載せればアクセスもしやすくなります。キャッチーな言葉で目を引くようなリーフレットにすればお客様も比較的気軽に持ち帰ってもらいやすいのが特徴です。

レジ前付近やテーブルに置けばリピートの促進ができます。また、路上看板付近に設置すれば、以前から気になっていたという見込み客へも積極的にアピールしていくことができます。店舗にリーフレットを置いておけば、その日購入していただいたもの以外にもお客様に興味を持ってもらいやすくなり、働いている方もリーフレットを見せながら商品のPRをすることが容易になります。

紙の広告はこれからも続く

代表的な紙媒体の広告を紹介しました。
紙の広告と言っても他にも様々存在しています。スタンプカードや名刺なんかも自分を売る、店を売る広告の一つと言えます。
WEB上の広告と紙の広告、どちらにもメリット・デメリットは存在しています。
両方の特徴をよく理解した上で、ターゲットやコンセプト環境などによって広告を使い分けていくと良いでしょう。

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