小学4年生の男児とチーム運営手法
この記事について
この記事は子育てエンジニア Advent Calendar 2019の17日目の記事です。
育児休暇中の記事が多いですね。自分の子供達が小さい頃は男性の育児休暇はまだまだ、一般的ではなかったと思います。現職でも育児休暇を取るメンバーが出てきたので良い時代になったと感じます。
我が家には、来年小学生の長女6歳と小学4年生の長男9歳がいます。
今回は長男の話を書きます。
小学4年生の傾向
期初の保護者向けの説明会の時の先生の言葉が印象に残っています。「小学4年生は知識欲と行動欲が高くなり、何でも挑戦したがる。自分で考え判断し、行動する独立心、自立心が生まれてくる。挑戦することに横から口を出さず。失敗を許容し見守る、見届けてあげてください。」という話でした。
組織でのチームの運営と同じですね。
長男の傾向
インドア派で、マイクラにハマっています。YouTubeの動画を見ながら、姫路城、コロッセオ、都庁、ニューヨーク郡裁判所などを作っています。
毎日の勉強続けるためにやったこと
子供の習い事として公文をやってますが、1日に国語を5枚、算数を5枚やるという公文のルールがあります。好奇心が旺盛な4年生において、TV、Switch、YouTubeと誘惑が多い中、決まった量を毎日行うのは困難です。父、母、祖母に公文やったの?と言われ続けられる日々。そんな中、チーム運営の手法いくつか試しました。
一緒に勉強する
自分も一緒に勉強する。極めて効果的です。
自分自身が家では集中できないので、ファーストフードにいって、一緒に勉強すると、誘惑も少ないので集中してやってくれます。
ペアワークではありませんが、やりたくないものでも、他に仲間がいればやる気になるようです。インドア派の長男を外に連れ出すのに一苦労があります。
いつやるか決めてもらう
「やれ、やれ」といっても中々やらないので、何時から始めるのという問いに対して、自分で開始する時間のコミットメントをしてもらうと、その時間になったことを告げると始めてくれます。
タイムボックスを決めてもらう
小学生問わず、学生には時間割というものがあります。学校の時間割をベースに公文を行う時間帯を自分自身で決めてもらい勉強机の横にはる。毎日、公文をやったらカレンダーにシールを貼っていくというのをやったところ、毎日欠かさずやってくれました。
好子に働きかける:
シールを貼る → やったことを認識される → 褒められる → 嬉しい
嫌子に働きかける:
シールを貼っていない → やっていない後ろめたさ → やらなきゃと思う
このコミットメントと見える化の仕組みは効果的でした。自分の時間割とカレンダーの印刷のサボりが原因で途中でやめてしまったのでもう一度やってみようと思います。
好子と嫌子についてはパフォーマンス・マネジメント−問題解決のための行動分析学−に記載されていました。
伝える力をつけてもらうために
誕生日の欲しいものリクエストする時にはプレゼンしてもらうようにしました。
伊藤羊一さんの「1分で話せ」が読みやすかったので長男にも読んでもらいました。プレゼンする相手のメリットを伝える。根拠を3つ、それに対する例をつけるというロジカルに相手を落とすことを学んでもらいました。
これは次の誕生日にもやってもらおうと思います。
公開授業での学び
小学校の教室
長男の教室はなぜか五角形になっています。一面のブラックボード、大画面モニタ、壁で囲まれているため普段必要な情報(教育目標、各種便り、時間割、献立、係)が壁に貼られて見える化されている。
まさに、理想的な開発ルームです。
まとめ
知識欲と行動欲が高くなり、何でも挑戦したがり、自分で考え判断し、行動する独立心、自立心が生まれてくる小学4年生、そんな長男のやる気のスイッチを入れるのは、チームメンバーのやる気をあげるとに似た所があります。チーム運営の手法を子育てに、子育ての手法をチーム運営で試し両方のパフォーマンスを上げていきたいです。