ネット情報

ネットに出ている企業の口コミや情報をどれだけ信用できるのか。
以前少し触れたことがあります

マネジメントする層は、ネットに書かれている情報を変えていく、もしくはより良い環境にしていくべき立場の人間なので、それを鵜呑みにして、辞退してしまうような人は、能力不足と書きました。オーナー社長と喧嘩してクビになる覚悟をもって仕事に臨めなくて、内部環境ひとつ変える気概もなくて務まるわけがないと思っています。

ではスタッフ層はどう判断すれば良いのかということです。
私の付き合っている企業でも「週刊誌に内部告発記事」「人事がSNSで炎上」「口コミが悪い」など、検索すれば色々と出てきてしまい、それだけで辞退者が続出しています。

実際にそれらの企業と付き合っている身としては、「仕事がしやす」く、「過去入社した人や知っている人は一人も辞めておら」ず、知っている人の「人柄も親しみやす」いこともあり、本当に勿体無いと思っており、せめて一度くらい話を聞いてほしいとは思っております。

ネット情報については、前に記載した通り「ある一面から見れば正しく」、「違う立場から見れば誤解がある」まま記載されていると思っています。
また同じ環境でも、ある人には「良い会社」であっても、違う人には「耐えられない会社」だったりします。
また記載する人は基本的に「満足している(た)人」が書くことは「不満を持っている(た)人」よりも少ないことも事実です。

そもそも「誰もが満足する」企業など、世の中に存在しないのではないかと思います。
もちろん会社の安定度や満足度は「創業からの長さ」「社員数の多さ」「資本金の大きさ」「売上金額の大きさ」「平均在職年数」の数字が大きいほど高い傾向にはあるのでしょうが、そんな組織に向く人と向かない人がいますし、数字の大きな企業でもパワハラや不当解雇どころか、倒産しないという保証だってありません。大きな組織でも、部署単位では小さな組織なので、個々には問題を抱えていることもあります。実際にホワイト企業として受賞した企業でも、あるところでは暴力が恒常的に行われている話も聞いています。
あと「外資企業」は業績好調でも、親会社が変わって突然解雇というケースが多々あります。

なのでネット上の情報だけで判断するのは、大変勿体無い気がします。ですが、数多とある企業で、問題のある会社に入社してしまうのは未然には防ぎたいのも事実。あくまでも私見とお断りさせていただくとして、どの情報が正確かといえば、「経理・財務」や「人事」など管理部門、特にその部門長やマネージャークラスが頻繁に募集されている企業はやめておいたほうが良いのではないかということです。

内部事情を一番知っている部門の責任者が抜けてしまうのは余程のことです。
(私が手がけている企業のは「増員」ですが、なかなか決まらないので長期化して残っているので、誤解されてしまいがちですが・・・)

人材紹介として、大事にしているのは、やりとりで違和感を覚える企業について、「この人なら優秀で信用できる」という採用責任者や人事が辞めたら、その企業との取引をフェードアウトして、そのまま自然に終わらせています。
紹介する以上は、それなりに薦める自信がある企業である必要があると思ってスカウトなど打っているので、ネット情報「だけ」を鵜呑みにして、判断はしてほしくないとは思います。


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