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駐スペイン日本国大使、ガリシア州を訪問。|姉妹道NEWS
皆さんこんにちは。
ロス・カミーノスです。
7月25日の「聖ヤコブの日」に合わせ、駐スペイン特命全権大使の平松大使がガリシア州を訪問したというニュースを見ました。
サンティアゴ巡礼路と熊野古道に関する話も出たそうなので、記録のために関連するニュースをまとめておきたいと思います。
・駐スペイン日本大使館のホームページ
https://www.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
■ ガリシア州首相との会談
7月26日、平松大使はガリシア州のフェイホー知事と会談。
サンティアゴ巡礼路と熊野古道(+四国遍路)との交流を元にした観光促進など、幅広い分野について意見交換を行い、日本とガリシア州の協力具体化のために更に連携を深める事で合意したそうです。
2009年からガリシア州の首相を務めているフェイホー氏は、2014年に和歌山県を訪問しています。「日本・スペイン交流400周年」と「〝紀伊山地の霊場と参詣道〟世界遺産登録10周年」を記念しての訪問で、熊野古道を歩き、熊野那智大社を視察しました。
■ サンティアゴ・デ・コンポステーラ大学学長との会談
7月26日、平松大使はサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学のロペス学長と会談。
同学長とは、同大学における日本語教育の推進、幅広い分野における日本との学術交流の促進などについて意見交換が行われたそうです。
同大学は、2015年に和歌山大学と大学間連携協定を結んでおり、人材交流や共同研究に向けた取り組みが進められてきました。
■ サンティアゴ・デ・コンポステーラ市長との会談
7月27日、平松大使はサンティアゴ・デ・コンポステーラ市のサンチェス市長と会談。
観光促進など幅広い分野について意見交換を行ったそうです。
同市は2015年に和歌山県田辺市と観光交流協定を結んでおり、世界に2つしかない「道の世界遺産」を有する場所として相互に交流を深めてきました。
■ 「聖ヤコブの日」
他にも大使は、ガリシア州勲章の授与式や、サンティアゴ大聖堂での特別なミサにも出席したとのことです。これらのイベントにはスペイン国王も出席されました。
今回のガリシア州訪問は、7月25日の「聖ヤコブの日」に合わせたもので、それが日曜日にあたる今年は特別な年「聖年」となっています。
「聖年」には毎回特別なイベントが実施されているんですが、新型コロナのパンデミックの影響により、特例中の特例で2021年と2022年の2年間「聖年」が続けられることになりました。
ヨーロッパの国々を中心に巡礼者の数もかなり回復してきており、サンティアゴ・デ・コンポステーラの街も活気にあふれています。
日本からも早くに気軽に行けるようになるといいですね。
以上、姉妹道NEWSをお届けしました。