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〝2つの道〟を描く。 | おすすめの本紹介


スペイン出身のイラストレーター、カタリーナ・ロドリゲスさんが熊野古道とサンティアゴ巡礼路の風景を描いた本が出版されました。

タイトルは『Dous Camiños  Kumano/ Santiago』。

ガリシア語で「二つの道」という意味です。


彼女が歩いたのは、熊野古道中辺路と、ポンフェラーダを起点とするサンティアゴ巡礼路の「冬の道」。

そこで見た風景を描いた約100枚の水彩画の中から、選りすぐりの作品が収録されています。


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上記のイラストは全て出版社のHPで紹介されているものです。


本の前半は、熊野古道パート。

滝尻王子から中辺路を通って熊野三山をめぐる巡礼の旅を、美しい作品とともに辿ることができます。

道中で訪れる湯の峰温泉や、大斎原、大門坂の風景も印象的でした。


そして後半は、サンティアゴ巡礼路「冬の道」パート。

寒さ厳しいセブレイロ峠を避けるため、冬にサンティアゴ巡礼を行う人々が通った道です。

「冬の道」は、サンティアゴ巡礼路で唯一ガリシア州の4つの県全てを通る道で、近年その人気が高まっているそうです。


1人の女性の手で結ばれた和歌山とスペイン。

皆さんもぜひ二つの道の美しい風景をご覧ください。



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