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道はまだ、繋がっている。|noteと自己紹介
目に見えないウイルスによって、私たちの生活は大きく変わりました。
国境はことごとく封鎖され、海外に行くことが難しくなり、人と会うことすらためらわれるようになりました。
人と人との繋がりは、大きく分断されてしまったのです。
■ 自己紹介
皆さんはじめまして。
スペインと和歌山との交流を深める活動をしている「LOS CAMINOS(ロス・カミーノス)」と申します。
スペイン語で「それらの道」という意味で、1998年にサンティアゴ巡礼路と熊野古道との間で結ばれた〝姉妹道〟提携をもとに、相互の交流を深めたいとの思いで名付けました。
このnoteでは、その繋がりを多くの人に知ってもらえるよう、色んな角度から2つの道を紹介したいと思います。
■ 2つの道の交流
ローマ・エルサレムと並ぶキリスト教三大聖地の一つ、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す「サンティアゴ巡礼路」と、日本古来の宗教観が色濃く残る紀伊半島の聖地を巡る「熊野古道」。
10,000km以上離れた2つの道は、1998年に姉妹道となり、お互いにその価値を認め合ってきました。
2010年から、和歌山県とガリシア州から毎年のように青少年代表団を派遣し、ホームステイや文化体験などを通じて交流を深めています。
その後、2つの巡礼道を歩いた人を登録する共通巡礼制度が始まり、ガリシア州で熊野古道の写真展が開催されたり、共同で観光PRが行われるなど、交流は深まっていきました。
■ 未知のウイルス
しかし、2020年3月に予定されていた和歌山県からガリシア州への代表団派遣は、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
その後、スペインでも急激に感染が拡大。国境は封鎖され、夏に開催予定だった東京オリンピックは延期に。1年以上経った今でもまだまだ先の見通せない状況が続いています。
宗教や文化の違いを超え、20年以上続いてきたスペインと和歌山の絆。
私たちは世界的な危機を乗り越え、この絆を未来へ繋いでいきたいと思っています。
■ 新たな交流へ
先日、ガリシア州公認ガイドと熊野古道ガイドの皆さんによるオンライン交流会を開催しました。
参加者8人と規模は小さかったものの、お互いの道のことを紹介し合い、質疑応答ではガイドならではの質問が飛び出してとても盛り上がりました。
その後、ガイドの方の提案でFacebookグループが作られ、2つの道についての情報交換が行われています。
こんな状況だからこそ、できることがある。
私たちはそう信じ、姉妹道提携をもとにした新たな繋がりを作りたいと思っています。
そして将来、スペインと和歌山の間で行き来が可能になった時、また新たな形での交流が始まることを願っています。
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このnoteでは、今後こんな記事を掲載していく予定です。
・姉妹道交流の歴史
・サンティアゴ巡礼路や熊野古道の紹介
・ガリシア州への青少年代表団による座談会
・共通巡礼達成者へのインタビュー など
20年以上続く絆をこれからも発展させられるよう、多くの方にこのnoteを読んでいただきたいので、ぜひ応援していただけると嬉しいです。
この活動を始めてから、新たな交流のヒントになるようなスペインと和歌山の繋がりをいくつも教えてもらいました。
皆さんももし今後の活動についてアドバイスがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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どうぞよろしくお願いします!