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姉妹道提携20周年。|記念イベントについて


2018年から2019年にかけて、サンティアゴ巡礼路と熊野古道の「姉妹道」提携20周年を記念して様々なイベントが開催されました。

今回の記事では、ガリシア州と和歌山県との関係がより深まった20周年記念イベントについてまとめたいと思います。


■ サンティアゴ巡礼路写真展@田辺市


2018年10月19日、田辺市本宮町の世界遺産熊野本宮館で、ガリシア出身の写真家、ルイス・オカニャ氏(1959-2010)の写真展が始まりました。

これは田辺市と駐日スペイン大使館が主催したもので、二つの道の繋がりをP Rするため、熊野古道の写真展も行ったオカニャ氏によるサンティアゴ巡礼路の写真35点が展示されました。

(参考リンク)
http://kyodoshi.com/article/2986



■ 提携20周年記念イベント@和歌山市


12月1日、和歌山県立図書館でサンティアゴ巡礼路やガリシアの文化を紹介するイベントが開催されました。

当日は州政府高官による講演のほか、ガリシア伝統音楽のミニコンサートも開催され、和歌山の人々がガリシアの文化に触れる貴重な機会となりました。



■ 共同プロモーション@東京


12月4日、東京都千代田区のセルバンテス文化センターにて、和歌山県とガリシア州による共同イベントが行われました。

パネリストが2つの道の魅力を比較するトークセッションや、和歌山とガリシアの食文化を堪能できるコーナー、さらに熊野本宮大社神官による演舞やガリシア伝統のバグパイプ演奏など、盛り沢山のイベントだったようです。



■ 熊野古道写真展@サンティアゴ・デ・コンポステーラ


年が明けた2019年1月24日には、サンティアゴ・デ・コンポステーラにある巡礼博物館で、熊野古道の写真展が始まりました。

熊野古道で撮影された写真37点が展示され、地元の子供たちが遠足で訪れるなど盛況で、会期が1ヶ月延長されたそうです。

(参考リンク)
https://www.esjapon.com/ja/exposicion-fotografica-del-milenario-camino-japones-kumano-kodo-30388



■ まとめ


提携20周年記念の各種イベントを機に、さらに深まった和歌山とガリシアとの関係。

世界的なパンデミックの影響で往来が難しい状況ですが、これまで培ってきた2つの道の交流を未来に繋げていきたいですね。