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〝偉大な道〟を歩く。| おすすめの映画紹介
6月25日にスペインで公開された映画『El Gran Camino』(英題:The Great Way)。
若い映画製作者の2人が世界中の〝偉大な〟道を辿るドキュメンタリー映画で、すでにスペイン国内外で数々の賞を受賞しています。
バックパックにカメラを入れて、数千キロの冒険に出る2人。
早速映画館に観に行ってきたので、その感想をご紹介したいと思います。
■ 4つの「偉大な道」
彼らが歩くのは、スペインのサンティアゴ巡礼路、和歌山の熊野古道、ペルーのマチュピチュを目指すインカトレイル、アメリカ西部のパシフィック・クレスト・トレイルの4つです。
実際に歩いてその場所を体感するとともに、同じ道を歩く人やそこで生きる人たちへのインタビューを通して4つの道を描いていました。
美しい映像はもちろんのこと、使われている音楽も素晴らしかったし、全体の構成もとてもワクワクさせるものでした。
〝Los grandes caminos siempre acaban en uno mismo.〟
「偉大な道はいつも、自分自身にたどり着く」
ティザー映像に使われていた言葉ですが、映画を最後まで観てその意味が分かったような気がします。
■ 道の先へ
公開後の数日間、制作者の2人が各地の映画館に赴き観客と交流するイベントがあり、私が行った日はたまたま観客が少なかったので、直接お話することができました。
この映画を皮切りに、それぞれの道を深掘りするシリーズを制作予定とのことで、次は熊野古道とサンティアゴ巡礼路の関係も紹介したいとおっしゃってくれました。
シリーズの公開が楽しみですね。
スペインにいらっしゃる方はぜひ劇場でご覧ください!
〈予告編はこちら〉
https://youtu.be/vrSV-2Gy_oE
※サムネイルの画像は公式サイトよりお借りしました。