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短歌Ⅱ

Oh color rosso:
colore di passione,
color di sangue,
color veste di Dante,
la fiamma nel mio cuore.

赤!
情熱、
血、
ダンテの衣装、
僕の心に灯る炎。

                        Loris M. 作


È come il fuoco
Rossissimo di color
E che profumo
Pomodorini e verdur
Che il profumo fa svenir

まるで火のようだ
真っ赤な色
香しい香り
ミニトマトと野菜
その香りが気を失わせる

                    Andrea M. 作



イタリア滞在記Ⅲ

123

5月22日(月)

まず初めに...

■Kaekoikさん、コメントありがとうございます。
また遊びに来てくださって、本当に嬉しいです。

詩の韻律について読んでくださり、ありがとうございました!
優れた詩歌を作るのはどの言語でも難しいと思うのですが、”形式” という点において、イタリア詩は日本語詩と比べるとより縛りがきつく、ゲーム性が高いところが好きです(?)
創作というよりも、つい遊び感覚で作ってしまいますので、Dantoneへの道のりは遠そうですが、まずはスモールステップとしてDantinoを目指していきたいと思っていますw

さて...

ここは僕の秘密基地だから、日記のタイトルが "5/22(月)" だとしても、臆することなく5/21(日)の出来事も書く。
というわけで、昨日はアンドレアと二人、ギリシャ料理店で夕食をとった。
ギリシャ料理を食べるのは初めてだ。

チーズ味の汁
お通しとして出てきた。トッピングはオリーブオイル(?)とaneto
各種ソース
左から、ヨーグルト&ピクルス、?、ひよこ豆
中に緑色の草とオリーブペーストが入っている、揚げた小麦粉っぽい食べ物
見たまんまの食べ物
この中では、鶏肉をベーコンで巻き、串刺しにして焼いた食べ物が一番美味かった。
ラザニアもどき
これはガチで美味い。パスタではなく、ナス、じゃがいも、ミートソース、ベシャメルソースでできている。

そして、今日、5/22(月)。アンドレアと二人、カストロカーロのバール・レストランで昼飯を食った。

注文した料理を待っていると、テーブルの上を歩く小さな蜘蛛が目に留まる。
僕が「あ、蜘蛛...」と呟いた瞬間、正面に座っていたアンドレアが突然、椅子を倒さんばかりの勢いで立ち上がり、
「殺せ!!」と声を張り上げ、全客の視線を一身に集めた。

クロスティーニ
アンドレアとシェア。上段中央のやつが一番美味かった。
これは珍しい! ベーコンとねぎのタリアテッレ。
食べた瞬間、ベーコンとねぎを入れて焼うどんを作ったらすげぇ美味いだろうな、と思った。日本へ帰ったら母さんに教えてやろう。
これは美味かったけど珍しくもなんともない。レモン風味のスカロッピーネ。
いつでも美味しいフライドポテト

食後、バールスペースのダーツで遊ぶ。

ダーツやるの、めちゃくちゃ久しぶり
久しぶりなので肩慣らし…
そんなに衰えてなくてよかった

アンドレアと501をして、勝った。
投げ直しをしてもいいというハンデ付きでだけれど...

ゲームを終えバール・レストランを出たあとは、カストロカーロの城を訪れた。

とかげ
カルチョーフィ…??

5月23日(火)

まず初めに。

■kaekoikさん、コメントありがとうございます。
 
『風車の弥七』(「ふうしゃのやしち」で検索しましたが、読み方が違いましたw)と併せて『ムサカ』もググってみたところ、まさに僕が食べたものが出てきました。
そして、フェタチーズ。確かに、メニューにそのような名前が載っていたと思います。
サラダに乗っていたものは塩味が強めで、人によって好き嫌いが分かれそうな感じのチーズでした。
機会がありましたら、ぜひ試してみてください。口に合わないものもあるかもしれませんが、9割方美味しかったですよ。(残りの1割はフェタチーズ)
 
こちらは昨日・今日はいい天気で、気温も上がりました。明日の午後から金曜日まではまた天気が崩れますが、先日のような大雨にはならないと思います。これを乗り越えれば、しばらく良い天気が続きそうです。
それに伴い、虫などの生き物も多く見られるようになると思いますが...あのトカゲ、苦手でしたか。申し訳ありません...と言いつつ、kaekoikさんが “Uccidila!!” と叫んでいるところを想像して笑ってしまいましたw
 
ちなみに、『水戸黄門』をYouTubeで少し見てみましたが、『キャンディ♡キャンディ』とは趣がずいぶん異なりますねw
ダーツで『風車の弥七』を思い浮かべるのは世代の問題ではなく、好みの問題かと思われます。
それにしても、赤い風車を針に挿したものを手裏剣として使うなんてすごいですね...

さて。

早朝。カプチーノを飲みながら、考える。
そろそろ今週の木曜日に投稿するフェイク記事の短歌考えなきゃなぁ...

その直後、思いつく。
そういえば短歌って、dodecasillaboとsettenarioのコンビネーションじゃね?
そうだ。今度載せるやつは、dodecasillabo2行とsettenario1行で作って、その和訳を短歌にしようっと!
内容は... 今日はリミニへ行くし、海を見れば何か思いつくだろ。

というわけで、アンドレアと二人、フォルクスワーゲンへ乗り込み、リミニへ。

やっぱり川は大雨の影響で濁っている
カモとアヒル(?)
洪水の被害に遭わなくてよかったな

海沿いに並ぶ店でTシャツを一枚買い求め、海へ。

まだ海水浴客はまばら
この日の気温は27℃
膝まで水に入ったけれど、そんなに冷たくはなかった

浅瀬や波打ち際で30分ほど遊んでから、昼飯を食いに行く。

去年、noteに何度も載せた食堂のメニュー。
毎回たいして変わり映えしないのに、何回食べても全然飽きない。

僕は昔、写真(最下段・中央)の小さな魚が食べられなかった。
でも、アンドレアから、
「一生懸命生きていたこんなに小さな魚が君に食べられるために犠牲になったのに、食べずに捨てるのか? 骨を取り除いてあげるから食べてごらん」って言われて、食べられるようになったんだよね。

ちなみに、この中で一番美味かったのは、写真(中段・左端)のalici marinate all'aceto!


5月24日(水)

まず初めに...

■kaekoikさん、コメントありがとうございます。
いつも遊びに来てくださって、とても嬉しいです。

"Uccidi!" と叫ぶ必要がないように暮らしていきたいものですねw
ところで、直接目的語代名詞を "mi" や "ti" にすると、より周囲の視線を集めることができそうです。視線だけでなく警察も集まって来るかもしれませんが...w
 
海の詩は、帰宅後、ちゃんと作りましたw
しかしながら、日本語訳風の短歌を添えると決めていましたので、内容を重視しなければならず、残念ながら韻を踏むことができませんでした...
次回は、ストルネッロ風の韻を踏めるように頑張りたいと思っています。

■りんどんさん、コメントありがとうございます。
『スクロールバーの小さくなる記事』www

また遊びに来てくださって、とても嬉しいです。
そして、わざわざ名前で検索していただき痛み入ります。でも、ここでは完全に個人的な趣味で書いていますので、どうかお気になさらないでくださいね。
読んでいただけるかどうかわかりませんが、やはりここでお返事を...
 
クモの足が『糸で巣を作る作らないで作りが変わる』というのは知りませんでした! 機会がありましたら、じっくり観察してみようと思います。毒グモだと怖いので、写真に撮って拡大する感じで...w
 
自分は恐竜が好きでして、その面影を残す鳥類や爬虫類が割と好きです。城周辺で見つけたトカゲは鮮やかな黄色と黒の模様が特徴的でしたが、中には太陽の光を受けるとキラキラするものもいて、とてもかっこいいです。
 
この日はとてもいい天気でした。今日の午後から雨が降り出しましたが、明後日からはしばらく良い天気が続きそうです。
初夏は空も緑も美しいので、いつもに増して出かけたくなりますね。

さて...

今日はカステルグエルフォのアウトレットモールへスニーカーを買いに出かけた。

フォルクスワーゲンで目的地へ向かう途中、教会を見つけて寄り道する。

外観
中身
ろうそくに火を点けた。
左がマリアで右がキリスト
マリア
キリスト

再び車に乗り込み、アウトレットモールを目指す。
道中、運転席の35歳児が「漏れそう!」と騒ぐので、カステルグエルフォの中心街へ寄った。

カステルグエルフォのアウトレットモールへはよく行くのに、中心街を訪れるのは初めて。
井戸
昔の壁にくっついていた塔

家を出てから1時間以上かけてアウトレットモールに到着。

人がほどんどいねぇ。
やっぱり平日に来るに限る。
葉っぱをくわえて飛び立つハト
風呂に入るハト

定価だと250ユーロするスニーカーを90ユーロ弱で買い、チョコレートを50ユーロ分買った後、アウトレットモール近くのオールド・ワイルド・ウェストへ昼飯を食いに行く。

タコス… とかいう名前の食べ物。
写真では野菜しか見えないが、奥の方には焼いた牛肉が入っている。めちゃくちゃ美味かった。
ライム添えの辛い鶏肉とフライドポテト。
僕は辛いものが苦手で、メニューにしっかりと "唐辛子マーク" がついていたが、あえて注文した。だから文句は言えないのだけれど、すげぇ辛かった。辛すぎるだろ。
生クリーム添えチーズケーキ。
ちなみに、僕の正面ではアンドレアがビールを飲みながらチョコレートパフェを食べていた。

昼食後、家へ帰るため車に乗り込む。

以前、エアコン付きグローブボックスにチョコレートを入れるか肉を入れるかで少し揉めたが、結局、僕が勝った。

5月25日(木)

まず初めに。

■りんどんさん、クモ脚補足ありがとうございます。
足が無駄に長いクモ、見たことがあります! なるほど、ああいうのが巣を作るタイプなのですね...!
逆に、タランチュラ系は巣を作らない...
勉強になりました!

■kaekoikさん、コメントありがとうございます。
蜘蛛嫌いでも、絵文字は大丈夫なようですw
ただ、「お前の背中に蜘蛛がくっついてるよ」という冗談が絶対にダメだということは、過去に身をもって経験しました...
 
きのう天気予報を見たときには金曜日まで悪天候とのことだったのですが、今朝すでに雨が上がり、午後からは晴れてきました。これからしばらくの間は天気の心配をしなくてよさそうです。(ただ、今度は南イタリアの天気が崩れ、5月末に予定していたシチリア旅行は延期になりました...)
 
おっしゃる通り、イタリアは城(要塞)だらけという印象がありますw
ちなみに、「漏れそう!」のあとは、井戸ではなく、ちゃんとバールのbagnoでしたようです...w
 
チョコレートは、まだ25ユーロ分くらい残っておりまして、空いたスペースに今度は肉でも入れようかと思っています。
冗談はさておき、実は、”量が多いから50ユーロ” というわけではなく、アンドレアはチョコレートにこだわりがありまして、彼の選んだものは高級品ばかり... そんなわけで総額が50ユーロとなりました。

さて。

昼前。アンドレアと二人、所用で出かけた帰りの車内で、彼のスマホが鳴る。やつは電話をとると、話を聞きながら数回相槌を打ち、最後に「わかりました。ありがとう」と言って通話を終えた。
そして、僕を横目で一瞥し、
「地下階の排水、終わったって」と呟く。
 
「やったぁ! じゃあ家に着いたら、さっそく史上最高の泥だんごを作りに行ってこようっと!」
 
「...それが、ダメなんだ 」
 
「なんで? 泥、なかったの?」
 
「泥は膝より上の高さまで堆積しているらしいんだけど、立ち入り禁止になっていて、入ることができるのは消防士だけなんだって」
 
「大丈夫」
 
「『大丈夫』ってなんだ。君は消防士じゃないだろう」
 
「太もも丈のブーツを履けば問題ないって」
 
「泥が問題じゃないんだよ。壁が崩壊していて危険だから...」
 
「...壁が崩壊? 建物自体は大丈夫なの?」
 
「さぁ... 大丈夫だといいんだけど...」
 
「中に入れないんなら、片づけはどうすんの?」
 
「消防署がやってくれるらしい。中の物を全て建物の外に出して、必要な物があれば居住者が各自回収。で、残ったものはまとめて処分してくれるそうだ」
 
「中の物を全て建物の外に出すって... 地下室には昔の日記が置いてあるんだけど! 僕の日記がマンション内の全住人に晒されるのか?!」
 
「大丈夫。君の日記なんか誰も読みたがらないだろうし、そもそも読める状態じゃないと思うよ...」
 
「Merda...! こんなことになるなら日本語で書いておくべきだった...!」

夕方。気を取り直してアンドレアと二人、電動自転車で中心街へ出かけた。

僕が日本にいる間に、アンドレアがキャリアに鞄をつけてくれた。こいつ気が利くな! と思っていたら、出発前、彼は勝手にこの鞄を開け、ペットボトルの水を2本入れた。確かにあいつの自転車にはキャリアがないけど… 荷物持ちにされた気がしてちょっと癪に障る。
大雨の影響で家の近所に小さな湖ができていた。
カモが何羽か浮いている。

5月26日(金)

Prima di tutto…

Kaekoikさん、コメントありがとうございます。
災害復興に関しては、自治体(?)もすごいですが、ボランティアの方々もすごく、泥だらけになって被災者のために力を尽くしている姿を見ると、ちょっと感動してしまいます。
あとは、やはり友達がとても頼りになりますね。
僕の周りでは、こちらの日記にもたまに出てくる、ルイージという友人の家の被害が一番大きかったのですが、ここだけの話、なんとか彼の力になろうとするアンドレアを見直してしまいましたw (僕もちゃんと手伝いました!)
 
Unieuroへは自分も行ったのですが、おっしゃる通り、混雑具合が半端なかったです。
割引適用で購入する客は長蛇の列に並ばなければならず、おまけに一度につき一点しか購入することができません。でも、2000ユーロ弱のスマホが1000ユーロ弱で買えるなら! と思い頑張りましたが、スマホは適用外...w 5割引きで買えるのは生活必需品(冷蔵庫や洗濯機など)のみでした。
まぁ、考えてみたら当然ですよねw
 
シチリア旅行について、自分は雨天決行派なのですが、イタリアの方は、皆さん雨を極端に嫌うようです。今回のメンバーは4人でして、3対1だと、逆らうわけにもいかず...w

Allora…

昼前。アンドレアと二人、所用で出かけた帰りの車内で、彼のスマホが鳴る。やつは電話をとるとハンズフリーに切り替えて、“Ciao” と言った。

電話の相手はダヴィデだった。最初はシチリア旅行について和気あいあいと三人で話し、やがて話題が “仕事” に移ると、僕はグローブボックスから傘の形をしたチョコレートを取り出し、黙り込んだ。

彼らの会話に耳を傾け、そろそろお開きか、と思い始めた頃、
「...それで、君にペーザロからボローニャまでを任せたいらしいんだよ。まぁ、その話はまたナポリで...」
ダヴィデはそう終話に持ち込みつつ、
「ローリス、どうした? 静かだな」と続けた。

「チョコレートを食べてるんだ。もうすぐ昼飯なのに... 食事の前にチョコを食うなっていつも言ってるんだけど、全く聞かないんだよ...」と、アンドレアが代わりに答え、横目で僕を睨む。

ダヴィデは豪快に笑って、
「あぁ、昼飯で思い出したけど」と、切り出した。「来週、君たちが昼に着いたら外へ食事に行こう。でも、もし遅くなるようだったら俺が作るよ」

僕はそれを聞いて息を呑んだ。思わず、
「マジか」と呟き、アンドレアに向かって口を開く。
「お前わかってんだろうな? 遅く着けよ」

それを聞いた二人は笑っていたが、笑い事ではない。
南イタリアの男の手料理はヤバい。

とはいえ、ロマーニャ料理も悪くない。
夕方。外食をして、その後、蛍と星を見に行くことにした。今回は、家の片づけが一段落したルイージも一緒だ。

トラットリアに着いて最初に出てきたものは...

パーネ・フェッラレーゼ
以前は大嫌いだったけれど、一年ほど前、中が柔らかいタイプだけは大好きになった。

前菜は三人でシェアする。

前菜1
コールドカット

僕は生ハムやサラミ(ピザなどの上に乗っている、焼かれたやつは除く)が食べられないので、これら(↓)を食べた。

前菜2
ハードチーズ… よく覚えていないけど、ペコリーノ… だったような。
前菜3
揚げたピザ生地

以前の日記で、『料理は、特に印象に残ったものや珍しいものだけ写真に残す』と書いたが、結局、いつも通り全部載せる感じになってきた...

でも、これは珍しい!
パンチェッタとストリードリのストロッツァプレーティ
そして、これも珍しい!
オーブン焼きポテトとトマトソースを混ぜたやつ
アンドレア… じゃなかった、豚。
たぶん豚肉をトマトや胡椒と一緒に焼いたんだと思う。でも、al sangue過ぎるだろ。こんなに生っぽい豚肉食って大丈夫なのかよ…?
アマレーナがすげぇいっぱい入ってるアイス

トラットリアを出たのが午後9時半。
まだうっすら明るいため、店の駐車場で望遠鏡を使って月を観察する。

月と金星

月に焦点を合わせて望遠鏡を覗くと、クレーターまではっきりと見える。
写真を撮ろうと思ったのだが、運悪く、スマホを接眼レンズに固定する器具が壊れたので、仕方なくスマホのカメラで撮った。

金星

月を見ながら騒いでいるうちに辺りが真っ暗になったので、蛍を見に行く。

蛍を写真に撮るのは難しい。上手く撮れなかったけれど、いっぱいいる。

上の写真を見るに見かねたアンドレアが、「それじゃ何が何だか分からないだろ。日記に載せるならこれを使いなよ」と、自らが撮影した一枚をテレグラムで送ってくれた。

…僕の写真よりはましだけど、それでもやっぱりちゃんと写っていない。蛍、本当はもっといっぱいいるのに。

車内へ戻って寝始めたルイージを無視し、二人で瞬く蛍を眺めていると、アンドレアが、
「初めてここで蛍を見たのは、君が病気の検査をするために日本へ帰る前日だったね。お互い蛍を見るのも初めてで... あのとき、祝福されているような感じがして、"きっと君は大丈夫だ" って思えたんだよ。病気が治って本当によかった」などと言い出した。
黙っていると、彼は "Grazie" と呟く。
僕が "Prego" と返すと、やつは、
「蛍に言ったんだよ。君もちゃんと礼を言いなよ」と笑った。

オリオーロ・デイ・フィーキの城。
この写真は僕が撮った!

5月27日(土)

まず初めに...

Kaekoikさん、コメントありがとうございます。
 
おっしゃる通り、"strozzare" を使うことはあまりないと思いますが(そう願いたいものですw)、”strozzapreti” は美味しいので、覚えておいて損はないと思います。いつかメニューの中で見かけたら、もしよろしければ試してみてください。讃岐うどんがお好きでしたら、きっとお気に召すと思います。
 
アンドレアと知り合う前、僕のイタリア人の友達は全員(...と言っても数人)南イタリア出身だったのですが、そのうち親しい付き合いをした男性陣(...と言っても二人w)は、驚くほど料理が上手でした。
サンプル数が極端に少ないため、本当のところ一概には言えませんが、勝手に “南イタリアの男は料理が上手い” と思い込んでおりますw
ちなみに、仕事は危険なものではありません。ネットに詳しく書くことはできませんが、トリノに所在する正規の会社から請け負う業務のようです。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
 
遠く離れていても同じ月と金星を見ているのは、なんだかロマンがありますねw
最近気づいたのですが、極端に視力が低下するのは決まって明るい場所で、暗い所ではいつでも、割とよく見えるのです... もしかしたらもうすぐドラキュラになるのかもしれません...
冗談はさておき、月も蛍も楽しむことができて、本当によかったです。
初夏は短いですので、Kaekoikさんも、ぜひ。忠次館となりのラベンダー、きっと綺麗に咲いているでしょうね!

さて...

今朝は近所の公園でパンと果物の朝食をとり、その後、公園内を散歩した。

今日もいい天気
噴水
亀が落ちてる!
あひる
バレエ(?)

散歩を終えて家に帰ると、アンドレアはその足で、仕事だか女の子との約束だか知らないが、出かけていった。

その後、事件は起きた。
ダヴィデからボイスメッセージが届く。再生すると、当然ながら彼の声で、
「ローリス、悪いんだけど、こっちに来るときにラウロの葉を持って来てくれないか。わずらわしい犬を黙らせなければならないんだ」とのこと。
ざわつく胸を押さえ、「どういう意味?」と返す。
すると、笑い声と共に「冗談だよ!」という返事が来た。
...m***aジョーク半端ねぇ。

そんなこんなで夕方。家に帰ってきたアンドレアと二人で、映画を見に行く。

僕たちの他には、まだ誰もいない…
intervallo…
intervallo中に突如現れるバール(?)

映画は、端的に言うと最高だった。
映像は美しく、戦闘シーンはすごい迫力で、笑いを誘う場面も多かったし、ラストではちょっと泣きそうになった。
ちなみに、作品のタイトルは "La sirenetta in 3D"...

映画の後は、オールド・ワイルド・ウェストで夕食をとる。

今回の滞在中、2回目のOオールドWワイルドWウェスト
タコス
この前は焼いた牛肉が入っているやつを食べたけれど、今回は焼いた鶏肉が入っているのを食べた。美味かった。
BBQチキン
ガチで美味い。

店を出たあとは、車の中で二人、"In fondo al mar " を合唱しながら家に帰る。
すげぇ楽しい土曜日だった。


5月28日(日)

まず初めに...

■kaekoikさん、コメントありがとうございます。
 
僕は昔、音楽教室に通っていたことがあるのですが、その発表会...といいますか、ステージの上で歌わされるイベントで、『リトル・マーメイド』の “パート・オブ・ユア・ワールド” を日本語で歌ったことがあります。
こちらにつきましても、イタリア語の方が歌いやすいかもしれません。若干オペラ風にはなってしまいますが...w

カレー(家庭でよく食べられる、いわゆるカレーライス)は大好きなのですが(特にバーモントカレーの中辛が好きです)、残念ながら、僕の知る限りイタリアにはカレーが存在しないのです。(インドやパキスタンあたりで食べられている、サラサラした本格的なカレーはあると思います)
ただ、大きな町の輸入食品店で日本のカレールーが売られていることがあり(ボローニャとヴェネツィアで見かけました。一箱6ユーロくらいだったと記憶しています。多分ネットでも売られているでしょう)、それを手に入れれば自分で作って食べることができます。
...ついカレーライスに固執してしまいましたが、カレー味の粉(?)は大体どこのスーパーマーケットでも売られていて、カレー風味の焼いた鶏肉とカリフラワーみたいなやつは、アンドレアも家でよく作ります。

■りんどんさん、コメントありがとうございます。

『スクロールバーの小ささに定評のある短歌』www

地下室の収納物はまだ取り出されていないので、もしかしたら今ごろ、あの空間はカビとキノコの王国になっているかもしれません...

ホタルを写真に写すのは本当に難しいです。ただ、映像は割と綺麗に撮ることができました。
とはいえ、やはり実際に見るのとは違いますね。もうしばらくのあいだ見られると思いますので、スマホに頼らず、自らの目に焼き付けることにします。

スクリーンのある場所に設置されている売店は移動できるタイプで、映画の前半戦最後にでき、ハーフタイム(?)が終わるとなくなります。
おっしゃる通り、前半戦で手持ちのポップコーンがなくなってしまうと、つい買ってしまいますね...

さて...

今朝は5時に起きたけれど、その後、あぁ゛ちょっと寝ちゃった...と思って時計を見たら午前9時半だった。
自室を出てリビングへ行くと、アンドレアがスマホを手に持ったままソファで眠っている。
やつを足で蹴って起こし、遅めの朝食をとるため車で近所のバールへ出かけた。

テイクアウトしてベルティノーロで食べようと話しながら行きつけのバールに着くと、長蛇の列ができている。そこで、そのまま車を走らせ適当なバールを見つけ、中へ入ると... 信じられない光景を目の当たりにした。

バールなのに、切売りのピザが10種類以上置いてあんの!

散々迷ってsalame piccante とpancetta e radicchio、そしてパンケーキ2枚を選び、温めてもらう。
店を出て車に乗り込むや否や食べ始める僕に、アンドレアが、
「ベルティノーロで食べようって言ったのに...」と文句を言う。
結局、バール近くの教会の駐車場に車を停めて、朝食をとった。

教会内ではミサが行われていた。
ちなみに、こちらの写真はアンドレアからの提供。「まったく、写真も撮らずに食べ始めて… 今日の日記はどうするつもりだ。どこへも出かける予定がないのに… せめて教会の写真くらいは撮っておかないと…」とのこと。マジウケるwww
今回は行かなかったベルティノーロ。また次回…

帰宅後、昼過ぎにspaghetti aglio, olio e peperoncino(アンドレアの作るやつは半分に切ったチェリートマトと玉ねぎ、パセリが入っていて美味い)を食べた後、女の子との約束がある彼は一人で出かけていった。

ソファに寝そべってチョコレートを食べ、あいつが留守にしている間にあの本読んじゃお、と思いながらスマホをいじり始めた次の瞬間、あぁ゛ちょっと寝ちゃった...と思って時計を見たら午後6時だった。

...今日、なんにもしてねぇ。

夕食も終わったし(あいつのチョコを全部食ったことがバレたため、今日の夕飯は蒸したブロッコリーやニンジンにオリーブオイルをかけたやつだけだった。今度からは包み紙を隠してから寝落ちすることにする)、これから今日の午後に読破する予定だった本を秒で読み終えようと思う。

ところで、次回から先に掲載したフェイク記事『短歌Ⅲ』に秘密基地を移すことにする。

イタリア滞在記Ⅲ
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