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【パロディ】神曲_全篇投稿後あとがき もとい次回作まえがき

(約800文字)

この『あとがき もとい まえがき』は、日本人の僕とイタリア人の友人アンドレアがイタリア語で交わした会話を、日本語に訳したものです。
会話文のみで構成されているので、どちらの発言であるかを明確にするため、僕の台詞にはL、アンドレアの台詞にはAを、「」の前に付けてお送りします。


L「ねー、本買って」

A「いいよ。何が欲しいんだ?」

L「ボッカッチョの『デカメロン』。全三巻で4000円くらいするけどだいじょぶそ? ほら、これAmazonのリンク」

A「三冊で4000円なら高くないけど... これ、日本語訳版じゃないか。『デカメロン』を日本語で読むな」

L「イタリア語で読めないわけじゃないけど後学のためだよ。この翻訳者、めちゃくちゃうまいし、すげぇこだわり持ってんの」

A「彼の訳書を読んだことがあるのか」

L「ん...? まぁ、ね」

A「何の訳書?」

L「何でもいいだろ」

A「君、『神曲』を全篇読破したって言ってたな? それって...」

L「イタリア語で読んだよ! でも、手持ちのやつは注釈が微妙だから、ちょっと日本語訳版を参考にしただけ! 『デカメロン』だってイタリアそっちに行ったら原文を読むつもりなんだから別にいいだろ」

A「まぁ、いいけど。で、またパロディを書くの?」

L「そう! 今度はガキ用の本をパクるんじゃなくて、オリジナルを元にすんの。でも、全部だと長いから、作中から11話選んで、その全てに11音節詩を添えて... あと、物語の舞台になった場所を実際に訪れて、写真を挿絵にするんだ」

A「ぉお、いいね。タイトルは?」

L「『エンデカメロン』」

A「WWW WWW WWW」


【パロディ】『神曲』 完
そして、『エンデカメロン』のはじまり☆はじまり
[↑]たぶん五か月後


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