オンライン授業の前に大切にしたいこと
※この記事は2020/04/17の投稿の再掲載です。
💡オンライン学習で課題を感じている学生の皆さん・保護者の方・教育関係者の方に、Loohcs高等学院の考えるオンライン学習のポイントをご紹介します!
関東圏の多くの学校では、新年度始めから休校という事態が起こりました。
Loohcs高等学院(以下ルークス)も多分に漏れず、新年度が始まってから今日まで学生たちの登校日は1日もありません。
「休校期間中の学習をどうするか」という課題は、今や大きな社会問題となっています。
ルークスではオンラインによる授業を行っていますが、私たちはオンライン授業の前にもっと大切にしなければならないことがあると考えています。
今私たちが取り組んでいること、心掛けていることを紹介します。
■オンライン授業や自宅学習の前に考えなければいけないこと
それは、先生と学生の信頼関係の構築です。
担任が持ち上がったクラスはまだ良いでしょう。
しかし新しい先生と学生の間で、何の信頼関係も出来上がっていない状態で学習課題を与えたとしても、効果を生むことは難しいです。
信頼関係のない相手から指示されたことに、自分事として取り組めるでしょうか?
まず第一に必要なのは、先生と学生がコミュニケーションをとり、関係を築くことです。
外出自粛が続くこの状況の中でストレスに晒されていないか、学生たちの心のケアが最も重要です。
「困っていることはない?」
「辛いことはない?」
「家ではなにをしてるの?」
そういった会話から、気軽な話し相手となることが大切だと考えます。
ルークスでは、Zoomでオンライン交流会を行うなど、学生同士や教員も交えてフランクに話せる場づくりや、個人面談を続けています。
▶オンライン交流会のようすは〓〓こちら〓〓
■「与えられた課題」ではなく、「自分事」として取り組めるように
ルークスでは自宅での学習課題を出し、進捗を細かく管理しています。
しかし、「与えられた課題をこなさなければ」という状況下では、学生たちの学習意欲に「自分事」の意識は生まれません。
「自分に必要な学習課題とは何なのか」を学生と先生が一緒になって決めることが望ましいでしょう。
学生が自分1人で課題を決めてしまうと、いくらでも逃げることが出来てしまいます。
これを先生と一緒に行うことで、課題を共有し、その進捗を確認して行くことが出来ます。
課題設定の際に気をつけているのが、
”学習法のハードルと
集中力の継続時間は比例する”
ということです。
あまり高いハードルを設定すると、モチベーションは下がります。
つまり、「1分で単語を覚えてね」と言うのと「10分で単語を覚えてね」と言うのでは、1分x10セットの方が同じ時間であっても効率が良いのです。
もちろん、ここまで細かく課題管理をすることは難しいですが、高すぎないハードルの設定、そして学生自身がその目標を達成できたかどうか振り返ることを大切にしています。