ギリシャ観光おすすめスポット①アテネの衛兵交代式
イントロ:私とギリシャとの関係は?
私のパートナーはアテネ育ちのギリシャ人で、学生の頃ロンドンに来ました。やがてイギリス女性と結婚し2女をもうけ、そのまま定住・・・という、言わば珍しくないパターン。
(その後、離婚してしばらく経ってから同じくバツイチの私と出会うわけですが、その話はまたいつか別の機会に。笑)
さて在英40年を過ぎ希・英二重国籍となった彼ながら、今もやっぱりギリシャLOVEなのは変わりません。
もちろん私も日本が大好きだし、しかも国籍なんか日本のままだし、その気持ちはよーく分かります!
でも日本と違い、ギリシャはイギリスから3時間のフライトで行ける距離。コロナ以前は1年に2回、3回と帰省する事も珍しくなかったんですよ。
だから私も彼と同居するようになってから、何度かアテネ帰省時に同行。そこで見聞した事柄やおすすめ観光スポットを、不定期連載でご紹介していきますね!
アテネ国会議事堂前のユニークな衛兵たち
というわけで今回、第一弾としてご案内するのは国会議事堂。もっと正確に言うと、その前に常駐している衛兵さんたちです。
しかも彼らが護衛しているのは本来、国会議事堂そのものじゃありません。
ここには数々の戦争で英霊となった兵士たちに捧げられた「無名戦士の墓」と名付けられた記念碑があり、それを守っているのです。
まず最初に驚くのが、その服装。↑この時は冬だったため制服の上にコートを着てるのと、夕方で少し見づらい画像ですが、、、
白いタイツに大きなポンポンが付いてる靴だけ見ても、かなり独特でしょう?
そして衛兵交代の時や、護衛中でも定期的に直立不動の姿勢じゃなく少し動き回るんですが・・・。
その動作がまた、「こんな衛兵さん見たことないーっ!」と言うほどユニーク。まるで舞踏みたいなポーズや動作だったりするんです。
プリーツスカートに秘められた歴史的事実
2度目に行った時は暖かい季節だったので、春夏用ユニフォームを着ていました。
ゆったりした袖のシャツもスカートのようなボトムも細かいプリーツが入っていて、爽やかな白。でも衛兵さんというより、ダンサーの衣装みたい?
なんて侮ってはいけません!これ基本、オスマン帝国からの解放のため戦った部族のものを模しているんですよ。
またそれぞれの制服には400本のヒダが入っていて、それはオスマン・トルコの支配下にされた約400年間を表現。
つまりこのパッと見どこか不思議な制服は、ギリシャ国民がかつて耐えた苦難と、オスマン帝国からの独立に貢献した同胞らへの敬意が込められているのです。
日曜日のパレードつき交代式がお勧め!
この衛兵さんたちは毎日正時、つまり24時間を通して1時間ごとにミニ交代式をしています。でもそれは数人で控えめに行っている感じ。
しかし都合がつけば、日曜日の午前11時から始まる大々的な交代式がお勧めです。立派な楽隊つきで大行進をするので、イベント感満載!
いかにも軍人らしい迷彩服の兵士も沢山いて、かなり本格的です。
おそらく「右へならえ」をやってると思われます(違ったらゴメンなさい)。
この国会議事堂への最寄り地下鉄駅は、シンタグマ(Syntagma)駅。レッドラインと呼ばれる2号線と、ブルーライン3号線でアクセスできます。
アテネに行く機会があったら一度は見て欲しい、お勧め観光スポットですよ!