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【随想】『From the Big-Bang to Tuesday Morning』クロードクルーティエ

2000年
クロードクルーティエ監督の『From the Big-Bang to Tuesday Morning』を視聴。
6分の短編アニメーション。

ビッグバンから火曜日の朝までを
ぎゅぎゅっとたったの6分間にまとめてみました。

さて、いかがでしょうか。

はい、もちろん、
ビッグバンは誰も見たことがありません。

抽象アニメーションで爆発、原子、粒子を表現します。

それらはやがてズームインズームアウト繰り返し、
点は線になり、線は平面になります。
そして、平面は凹凸を帯び、岩石となり、
そこには複雑な生命が生まれます。

生命は尾びれを揺らし、水の中を泳ぐ魚になります。
生命は仲間を増やし、三葉虫、カブトガニなど、徐々に進化していきます。

とうとう生命は陸上へと進出します。
ゆっくりと水から顔を出したその生命は、爬虫類です。

ここからは、
なぜだかモーフィングするサラリーマンの顔で
生命進化の歴史をたどります。

地上ではシダ植物が生い茂り、昆虫、爬虫類、恐竜が生命を謳歌します。
そこに降り注ぐ隕石で、恐竜たちは化石になります。

いや時代を巻き戻しましょう。
恐竜は絶滅していないかもしれません。
巨大化したと思ったら小型化し、身を軽くして
空へと羽ばたいていきました。

一方で哺乳類も進化し、様々な動物を経て猿へ、そして人間へ。
人間は様々な甲冑をかぶっては戦い敗れ、
最終的にその顔はテレビにすげ変わりました。

テレビでは砂嵐が流れ、砂嵐を抜けると、
そこには火曜日の朝の渋滞につかまったサラリーマンの顔がありました。


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