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【座席故障】インドネシア 国内線ビジネスに乗ったらカルチャーショックを受けた【バティックエア】

先月、インドネシアの国内線に乗ってきました。
乗った区間は首都ジャカルタ(スカルノハッタ)からジャワ島第2の都市スラバヤまでです。二大都市同士を結ぶ路線です。

本当は16000円でガルーダ・インドネシアのエコノミーに乗るつもりでしたが、あと1000円追加するとバティックエアのビジネスクラスに乗れる事が分かりそちらに乗ることにしました。
チケットはトリップドットコムで購入しました。

この便では、様々な日本とは異なる事を体験できカルチャーショックを受けました(笑)。需要があるかわかりませんが、その事について書いてみたいと思います。

・バティックエアとは?

LCCのライオン・エアが設立したフルサービスキャリアです。
フルサービスの会社がLCCを作る(例:ANA→Peach)事はよくありますが、逆は珍しいですね。

日本には就航していないですが、香港やシンガポール、クアラルンプールに飛来しています。

また、系列の「バティック・エア・マレーシア」は成田・中部・関空・那覇に就航しています。台北とクアラルンプールに行けます。

そちらも以前乗ったことあるので、いつか記事を書きたいと思います。
非常に良かったです。


・チェックイン

バティックエアはスカルノハッタ国際空港のT2に就航しています。
T3には中国東方航空やANA、日本航空が就航していますが、それとは別のターミナルです。
T3とは違い年季が入っていますが、インドネシアらしさを感じるデザインです。

T2は航空券がないとチェックインエリアに入れないので注意が必要です。
入口で確認しています。

ビジネスクラス用のカウンターがあったので、そちらでチェックインをしました。
トリップドットコムの予約表を見せ、荷物を預けました。
ここまでは日本と一緒ですね。
国内線ですが、パスポートの提示を求められました。

今回はビジネスクラスなのでラウンジが使えます。
ラウンジは保安検査の前と後のどちらにあるか聞いたところ、保安検査にあるとのこと。

ですが、地図を見てもそれらしきものは見当たらなかったので、念の為保安検査前にあるブルースカイラウンジプライオリティパスで入場しました。

ブブールアヤム(鶏肉のお粥)が美味しかったです。

ブルースカイラウンジの食事

保安検査後

やっぱり保安検査後にラウンジはありませんでした。
ビジネスクラスの価値はラウンジ、座席、機内食なのにその内の1つが無くなってしまいました。
海外では案内が適当な事があるため自衛が必要です。事前にラウンジに入っておいて正解でした。
仕方がないので待合室のベンチで時間を潰します。

・搭乗

ビジネスクラスなので優先搭乗で機内に入りました。

座席はこんな感じ。

シート

年季が入っていますが、大きな革製の座席です。
座り心地は普通です。皮のソファーに座っているような感じです。
モニターやコンセント、USBはありませんでした。

荷物積み込みの様子


特に遅れることなく出発しました。
空港内は広く、時間をかけてタキシングし離陸しました。

空が綺麗だった

離陸後、4分くらいでベルトサインが消えました。
早すぎてびっくりです。
サインは消えていても機体を斜めにさせて上昇しています。
揺れるおそれが無くなったので消したのでしょうか。
離陸後30分程度経過しないとトイレに行けない中国東方航空とは対照的ですね。


ビジネスとエコノミーはカーテンで仕切られ、機体前方のトイレはビジネスクラス専用です。
使ってみたところ、なんと手洗いの水が出ませんでした。ボタンが壊れていたのか、水切れか、元々使えないのかわかりませんが、水が出ない飛行機は初めてです。
さらに、トイレの鍵の周囲を覆う金属パーツが取れてブラブラしていました
鍵は問題なくかかりますし、飛行にも影響ないのでそのままにしてるのでしょうか…?


気を取り直して座席に戻ります。
リクライニングは問題なくできましたが、なんとレッグレストが壊れていました。ボタンが沈んでいて押しても動きません。
幸いにも隣の席が空席だったため、そちらに移動しました。


・機内食

ビジネスクラスなので国内線でも機内食が出ます。

「ビジネスクラス」の機内食

紙製の容器に入ったパン2個と水です。
ビジネスクラスの機内食です。

搭乗前にYouTubeで予習をしていたのですが、そちらでは陶器の皿に入った食事が提供されていました。それを期待していたの残念でした。
サービスが変わったのか、朝に乗ったから軽食なのかはわかりません。
申し訳程度に布製のナプキンが敷かれています。

水がペットボトルで提供されたのは良かったです。
紙コップよりも量が多いですし、持ち帰れますからね。

・着陸

色々ありましたが、特に遅れることなくスラバヤ ジュアンダ国際空港に到着しました。

ボーディングブリッジもありますが、今回は沖止めでした。
優先降機があり、ビジネスクラス専用のバンでターミナルまで移動しました。

荷物も優先で返却されます。

・おまけ
ジュアンダ国際空港に到着後、タクシーの勧誘が必死でした(笑)。
制限エリアの出口にクーポンタクシーの窓口があるのですが、窓口のアクリル板からボードを出して、「タクシー、タクシー」とひたすら叫んでいました(笑)。こういうのが海外らしいですね。

私もGrab(配車アプリ)の乗り場へ行く間に5人くらいにタクシーの勧誘を受けました。"Taxi?, Taxi?"という感じです。"No, Thank you."と言えば簡単に引き下がってくれるからいいですけど。多分交渉性でぼったくられるので、乗る勇気はないです。
それに対し、Grabは事前に料金が分かるので安心ですね。

・まとめ

・ラウンジの案内が違う
・離陸後4分で立ち歩きOK
・座席故障(レッグレストが上がらない)
・トイレの手洗いの水がでない
・トイレの鍵周囲の金属パーツがブラブラ
・ビジネスクラスの機内食がパン2個
フルサービスキャリアビジネスクラスです

日本では経験できないような、なかなか濃い体験でした(笑)。
あまりにも緩すぎてカルチャーショックを受けました。
設備については、運行に支障がない部分には気を使わず、大事な部分に集中する方針でしょうか…?
それで事故が起きなければ結構です。

あと、今回はビジネスクラスのチケットを17000円で購入しています。
エコノミーとの差額は+7000円です。
大きな座席に7000円追加すると考えれば妥当でしょう。


最後までご覧頂きありがとうございました。

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