マガジンのカバー画像

雨に詩えば

49
雨が降るたびに綴ってきた雨の詩を まとめて行こうと思います☔️(*´∇`*)
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

イメージの輪

干上がってひび割れていた 脳みそに雨粒が心地よい 白くひび割れた頭蓋骨の 隙間から優しく…

2

冬の雨

夜闇を濡らす 冬の雨 雨粒だけが 生きてる ぶつかり 弾けて 滴る 獣のような 唸り声 …

3

雨が好きだ

雨が好きだ 窓を滴る雨粒が好きだ ぶつかり 混ざり合い 気にせず流れていく  言葉なんて…

3

雨粒の話

雨が降ってる 眠りの意識にまで 雨粒が染み込んでくる 雨粒が話しかけてくる 冷たい声だ …

4

雨上がりに 雲間から さしこむ 虹がみれたら いいな そうだと嬉しいな

7

世界の観測者

雨粒張り付く窓から猫の顔 世界の観測者のように 通りを見下ろしてる眼差し しんしんと雨が…

7

青色の種

透明なのに 質感がある 目には見えないのに 冷たさを孕んでいる 薄い膜が破けて 溢れ出す液体で 濡れそぼる街 青色の種が撒かれる 数時間後には発芽 太陽光 受けてきらめく 世界はとてもきれいだ 豊作の青 見上げれば同じ色 多少白が混ざってるくらいが ちょうどいい

雨粒から生まれた世界

人間サイズだからその程度 ありんこサイズならどでかくて 弾けた瞬間天変地異 球体割れてび…

5

無人駅

雨降りの夜 無人駅 改札口をすりぬける クロネコ 監視カメラだけが見ている 行き先はどこ…

2