異素材を複合させてウッドデッキを作る場合
相当前に経験し、疑問に思ったことがある。
ウッドデッキも基本は構造を持つ作り物なので、架構体(柱・梁・桁)とその上の床の板、フェンスと2分化していつも考える。
1990年辺りには、オーストラリアのジャラという、ユーカリ系のハードウッドが耐久性があるとして有名だった。
作られるウッドデッキもジャラを使った物が増えて来だした。
ある設計事務所の方には、”あなたもジャラを使った方が良いよ”とアドバイスされた。
確かに、改質されていない針葉樹と比較するとそこそこ耐久性はあったようだ。(実際には、のちに10年ほどで腐朽した事例を箱根の大涌谷の黒たまご売り場で見た)
この頃は、まだ耐久性が検証されていない時期ではあったのだが、架構体を普通の針葉樹にして、床やフェンスをジャラでというデッキも出来てきた。
さすがに、架構体の方が、先に駄目になるのでは?で、上部だけジャラにして、どういう意味があるのか?
そういう疑問だった。
部材部材の集合体で、ウッドデッキは成り立つのだが、その部材の総合した集合体の耐久性を考えるべき、と思った。
床板だけ耐久性を追求しても、耐久性は構造も絡めないと・・・・。
と思った。
そのようなことは、頻出ではないが、結構ある。
人工木が、現在多くみられる近年、この木粉50%混合のプラスティックの自然界での耐久性・変型性が検証されていないが、”耐久性がある。”と思って、床板のみに使われたり。