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2021年の東京オリンピックの合法国産材木の使用方法

国産木材の使用について、実行していましたが、この国際的イベントで大いにアピールされると期待しました。
高耐久木材木材の使用例のモデルが、今後も有り続ける意義は大きいです。


隈研吾氏設計の新国立競技場の屋根掛かりに国産合法木材、主要植林木のヒノキ、杉、カラ松が使われた。国産木材木材使用は、まず
①森林の適正な整備・保全の推進
➁木材自給率向上による林業・木材産業の活性化
③全国から調達可能な中断面集成材使用
④大屋根への高耐久木材(加圧注入処理)の利用
⑤外装軒庇への高耐久木材(加圧注入処理)の利用
⑥木材による温かな質感で観客を包むデザイン、etcという隈氏のメッセージがこめられているように思います。
加圧時により深く保存剤を浸潤させて、高耐久化をはかるため、四深さ深さ約20ミリの人為的キズを、つけている。インサイジングといいます。
鉄骨と木材の比熱の相違で、接触部分で、水分が滞留することがあるが、そこらも考慮されているだろうとおもいますが、技術提案書にはかいてなかったのですが。
色味から、大体乾式の保存剤使用と思った。日本の保存剤使用の木材の外部使用率は、海外と比べて非常に低い使用率であることは、以前から指摘されていますが。
高耐久化させるための保存剤は、ラット試験、メダカ魚毒試験で無害であると証明されています。
高耐久化は木材改質のみならず、耐久設計・施工及びメンテナンスといった、総合的観点が必要だと思います。

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