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2006年のグラフでいささか古いけれど。いかに、熱帯雨林の減少が顕著か?伝わってくる。

土地の使い方は、森林→農地→宅地と、大まかに金銭的価値がでるわけで。
”地球の肺”と言われるアマゾンの開拓も、国の経済も絡んで、進んでいくわけだ。

ボルネオ島サバ州コタキナバルで見た、アカシアマンギウム。
この樹種はもともとが、ボルネオ産ではないが、植林できて成長もはやいので
パルプ・建築材の部材として使われる様だ。
ただ、芯腐れが多いので、他樹種との交配したアカシア・ハイブリッドが多いという。
熱帯雨林を見に行く途中、”これも、アカシア・マンギウムです。”と、日本の岡崎市に
杉・ヒノキの植林や伐採を勉強しに行った経験のあるインド系マレーシア人の方が
教えてくれた。
これは、亜熱帯に属する八重山諸島の西表島で試験的に育種されていた
アカシア・マンギウム。沖縄は台風銀座なので、折れたので回復を試みたようだが結局、
数年後伐採されてしまった。
研究所の方に伺うと、”成長はするけれど、台風が多いので、折れてしまう。フィリピンなどは
台風が発生する場所なので、そういうことは少ない。”と教えて下さった。
近年の気候変動で、台風の発生場所、頻度、通過場所も変わってきたとは思うけれど
育種の難しさが十分伝わってくるお話でした。

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