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1か月ほど前に、ドイツと比較して、森林国日本が、”本当に木の国なのか?”と疑問をかんじたことを書いた。

森林ジャーナリストの田中淳夫さんは、”日本人が知っておきたい森林の常識”(洋泉社)で、自分の考えと殆ど同じ論調で、さらに詳細に日本での木
との触れ合いの低下を(木は好きなのに、木に触れない)で述べておられる。日本では和室が減り、構造材や柱を見せる真壁造りが減り、構造を見せないで、クロス等で見えなくなる大壁工法が大半。
欧米では常識である木製サッシでなくアルミサッシが好まれる。
ウッドデッキでさえ(ウッド)ではなく(木の粉+プラスティック)が増えている。

山の木の伐採から製材、加工への道

大体40~50年生ほどのヒノキ・杉。チェンソーによる伐採


索道や、(林道があれば)伐採した後トラックで運び出せるが。日本の山は、急峻なので運び出しに費用は掛かる。

丸太を市場で購入して、製材に回す



製材された板物、平角などを、プレナー加工して弊社の釜で耐久加工

国産材が高い!という印象を持たれてる方は多いが、近年の資源の国際間での激しい競争や為替変動で却って安定している。外構部材で使う南洋材などの外材より、はるかに手の届くお値段となる。

国産材が高いというのは、和室など三方無節、二方無節・・・など、高級部材のように特殊な無垢の化粧材が主だが、流通経路の複雑さが金額アップの要因になっていた。

(山もと)からの距離を縮めていくことで手ごろ価格になっていく。



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