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forest journal 2021.10月の無料記事をネットで見ていた。

21世紀の日本は、好むと好まざるにかかわらず、産業・経済・政治も国際連関の渦に巻き込まれていく。
資源小国である我が国であるが、食料・資源などの1部は自給率を挙げることが出来る可能性があるとおもう。
森林国と思っている、我が国は、平成18年度には、18.8%まで自給率が降下した。令和2年に42%弱まで持ち直したが。
そこにドイツの記事が。


日本は、70%弱の森林率、かたやドイツは国土の32%の森林率、だが年間木材生産量はドイツが日本の約2倍。で自給率は、パルプ用木材を除けば100%だと。ちょっと驚く。

先日、偶然機会があって、伊那に本社を置く、地域の有力住宅会社のツアーを見に行くことができた。

この会社では、信州の材木の切り出しから製材、建築まで地域の林業関係者と協力し合い、それを提供されている志の高い会社であった。


土場で、天乾されたタイコ挽きの梁を見せて頂いた。樹種が豊富なのがよくわかる。(赤松・杉等々)

伊那谷をドローンでみてみる・・里山のような混合林にみえたが。


無垢の国産材を、なんとなく概念として持つ方は多いが、実物に触れ合うことが少ない。しかし国産材の切り出しから、製材されて製品となったものをみると、本物の木材に親しみが湧いてくるだろう。


少子高齢化というだけでなく、中山間地も林業が衰退した地方は、一般的に産業もなく、熱量が低い気がする。


ドイツは森林木材産業従事者120万以上、日本は4.5万人ほどらしい。森林の樹木の詳細な内訳(樹種・年数・本数等々)はドイツはきっちり管理されているようだ。

私の知っている、ある県主導での製材加工場は県の補助金頼りで、高精度の製材機械を入れたり、広大な敷地を持っていても、結局、森林従事者や木材従事者への広がりが消極的で、補助金の決定権のある、自治体を向いて仕事をしているように思えた。

ウッドショックのような一過性需要を期待せず、伊那谷に本社を置く、この住宅会社の積極性に大いに感動した。


www.lb-system.com


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