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早稲田大学国際文学館(隈研吾氏リノーベーション)を偶然見た。


この国際文学館で生前、村上春樹と小説の挿絵などで、共同作業したりして、懇意だった
安西水丸氏の残した絵を見にいった。
独特の色使い、線が楽しい。
室内に、なぜか隈研吾氏の本が、村上春樹の小説と一緒に置いてあった。
本の中の写真。
この縁側を見た時、この細い持ち出し梁で、耐久力がたもてるのだろうか?
梁は改質されているのだろうか?と思った。
新国立競技場の屋根掛かりで木材を使ったように、この色味であれば、
同じ、有機の保存剤加圧注入かもしれないと考えた。
この濡れ縁(ウッドデッキ)は、ソフトウッド(一般に針葉樹)で、この素材感が建物に暖かい風味を加えている。

ここでは、載せていないけれど、室内の階段とその横の大きな本棚本棚も、白い内壁に温かみを加えている。

この、内外装での材質の使い方使い方はさすがと思った。

もともと、文学館は古い建物らしく、箱形の特に珍しくもない建物だったようで、それに木材の味付けが加わって、

木材の材質感という、方向性でうまく表現され、生まれ変わった建物になってると思った。


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