千葉県長生郡長南町の笠森観音堂の工夫
この観音堂はWIKIPEDIAによると1028年御一条天皇の勅願でたてられたと伝えられているが、その後消失し、解体修理の際発見された墨書銘から(1958年観音堂を全解体し復元修理したときのことじゃないか?)現在の建物は1579~1597年のものとされる。
清水寺と工法が似ているが、梁・柱の組み方が清水寺は後方に山があったので三方懸造:笠森観音堂は四方ふさぐものがないので、四方懸造と違いはあるが、伝統工法であると思えば、清水寺が江戸初期建立であることを考えれば、この笠森観音堂が安土桃山時代に再建立されたというのは、納得がいく。