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2014年に上梓された、当時のWPC(いわゆる人工木)についての考察が100ぺ-ジ弱に詰まっています。


ウッドデッキに使用される、木材・工業的材料は、後発であればあるほど、冷静なフィールドワークがされているものは少ない。人工木の問題点を指摘する記事もネットで散見するが、
比較的後から使われ始めたものだから、まだ全容は見えないのだが。
2000年初めに世に出てきた工業材料だから、そろそろ明確な問題点も
エビデンスありで指摘されてもいいと思う。
人工木には、プラスティックに木の粉を、木材の感覚を維持させようと、混入させている。
一般的には50%を目途にしていると聞いた。
ここでは、60%混入で普及率が急激に高まると指摘している。
人工木は、土中に埋め込む時も耐久性が落ちるという。
近年、木粉の全く入らない”ウッドデッキ”も出ているようだが。
WPCへの水の侵入(水分が多くなると腐朽可能性が高くなる)を防ぐため化学的改質の必要が述べられている。さらに技術進歩させる必要を予見(2014年の上梓であるから)している。
ある分譲地。高所の人工木の床を軽量鉄骨が支持している。
人工木は絶対腐朽しないわけではないのだが、それを支持する梁などでは、華奢な作りを見かける。構造までトータルで見なければ、意味がない。
軽量の鉄骨の厚みが薄いケースでは、荷重によっては折れる可能性もないとは言えない。
床だけ人工木にして、構造が全く普通の、改質されてない木を使うのもあったが
それでは、意味がない。


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