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タイ王国ワンポーのアルヒル桟道橋(ワンポー木製桟道橋)

旧泰緬鉄道の木製鉄道橋。映画”戦場にかける橋”で有名になったがこの路線のために作られた(クワイ川橋梁)での話のようです。

この論文を頂く前に確か、この論文の概説の論文が出ていたと思いました。
それで、約70年以上も、重い車両を走らせられる桟道橋の樹種はなにか?
に非常に興味をもったのです。
”戦場にかける橋”は史実ですが、映画でのやりとりは脚色がされているようでした。
突貫工事で1年3ヶ月でやり終えた工事を考えると、木材含む資材の調達は当然現地だったのでしょう。
70年以上も経過してるが、辺材はあり、蟻害はあったらしいが心材部分が”意外なほど”
 健全だったとある。
このろんぶんにの欄外に、山本先生が、私の疑問に答えて下さっていたのです。
タイ~ミャンマー(当時・ビルマ)間を結ぶんだから、高耐久木材のミャンマーチークが
使われてたんじゃ無いか?と思っていたんだけれど。
メランチやアピトンのような、簡単に手の入り易い材が使われてるということです。
ミャンマーチークは有名ですが、占領軍にその高級チーク材を供出するとは考えにくい。
(もったいない)からだろうとのことです。
マレーシアのボルネオ島のコタキナバルで敷設していた鉄路の枕木はレッド・メランチだそうですが。
以前、木材の場所による耐久性の違いを考えたとき、熱帯は意外と腐朽条件は低いのだと伺っていました。
熱帯は意外に、湿気が少ないし、四季もないわけで、劣化しにくいのでしょう。
熱帯の土壌は日本と比べてかなりやせています。そういうとこでは腐朽菌も育ちにくいのだろうか?

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