見出し画像

【それが好きだと叫びたい】ちびっ子たちに混じって月の重力を体験する

数年前まで“テストで点がとれないものは楽しめない”と思い込んでいた。
数学や理科などに関係することは、よくわかっていない自分にはつまらない“はず”と、近づきもせずにいた。

しかし、子どもが生まれ、一緒に科学絵本やEテレの科学番組を見たり、科学館に出かけたりするうちに、「あれ? 数学や理科も、なんか面白いじゃん!」と考えが変わった。そして、わかった気になって、適性検査の数理系の問題(少し前まで転職活動をしていた)を解いて撃沈する……(爆)。

う、うん……。

とにかく、できなくても、子どもと一緒に触れ合いなおしたことで、科学の面白さはわかったのだ。

そんなわけで、【千葉市科学館】にまたもや出かけてきた。

いつもの千葉市科学館ではあるが、1つ、このお正月に変わったことがある。

星の明るさだけではなく色彩も再現!
光学式プラネタリウム【ケイロンⅢ】

プラネタリウムが2025年1月2日にリニューアルしたのだ。これまでは面でしか表現出来なかった天の川も、星を1つ1つ表現できるようになったという。さらに、星の色彩(生まれたての青白い星、白、黄、赤と表面温度で色が違う)も観察できる。

さっそく体験してきたのだが、星の輝き1つ1つがクリアで、これまでよりも満天に広がった時の感動が大きくなった! 夫はその壮大な星空に包まれてソッコー寝ていた……。そのくらいリアルに星空が再現されていて、自然体で観察できるからつい……ということにしておこう。

さて、星空つながりの体験をもう1つ。
今回、これまでなかなか挑戦するチャンスに巡り会えずにいた【ムーンウォーカー】を体験することができた。

月の重力を体験できる!

月の重力は、地球の6分の1ほどしかない。ムーンウォーカーは、その月面の感覚を体感できるアトラクションだ。重力が小さい分、地球上よりも高く飛ぶことができる。

体験は先着順で、1回に10人まで。行ってみるとまだ数人分の空きがあった。大人も体験できると書いてあるが、並んでいるのは小学生らしきちびっ子がほとんど。

「……いい。やらない」

照れて引こうとする子どもを尻目に、

「いやいや、せっかくチャンスが
あるんだから、やらないと! 
ってか、わたしはひとりでもやる!!」

と、堂々とちびっ子と一緒に並ぶ40女。

それを見て、子どもも気が変わったようだ。しぶしぶ感を装いながらうしろに並ぶと、係の方の説明を聞いている。

順番を待っていると、前にいる親子の会話が聞こえてきた。

「ねぇ、パパ以外に大人の人
あんまりいないよ。
大人気なく本気でジャンプするのー?」

「うん! 大人気なく、高ーく飛んでくるよ!」

うんうん、素敵なお父さんだ! せっかくなのだから、思いっきり楽しんだ方がいいに決まっている。大人が本気で遊んだ方が、子どもだって楽しい!

というわけで、わたしもコートを脱ぎ、動く気満々でムーンウォーカーに座った。

ジャンプをすると、確かにやや浮遊感があり、ふだんとはちがう感覚がある。
しかし……
機械に固定された状態だと、思う以上にうまく飛べない。30秒間ぴょんぴょんしてみたのだが、なんだか月面というより、エアポンプでジャンプするカエルのおもちゃになった気分(笑) 宇宙飛行士の人たちは、宇宙に行く前にだいぶ筋力トレーニングをするようだが、思うように動くためにはそれがマストなんだろうな……。やはり、宇宙に行くって並じゃない。

月面の子。
足を上げて、高く飛んでいる風に見せている。
(数字上だと、後ろの壁のシルエットくらい
高く飛べるのか? すごい)

筋力&運動能力の低さでカエルのおもちゃと化してしまったが、それでも実際に体験してみてよかった。見ているだけより圧倒的にたくさんのことを感じ取れたし、学べたと思う。それになにより笑えたし。

特設展示も見学。
岩石の種類や成り立ちの紹介だけでなく、
石積みあそびのスペースも!
ちびっ子に混じって
お気に入りの石を探し、積む。

くだらない小さなことでも、自分で体験してみることは、やはり、何物にも変えがたい。大好きだ。

今年もちびっ子の視線に負けず、面白さそうなことには大人気なくチャレンジしてみよー。

いいなと思ったら応援しよう!