とりあえず、越えてきた。

久しぶりに3人でランチに出かけた。

元は町の牛乳屋さんだったそう。

低温で時間をかけて殺菌した、臭みや雑味のない牛乳で作るチーズやミルク料理が楽しめるお店だ。

窓から見えるグリーンが素敵。

テーブルも雰囲気がある

前菜の自家製生チーズをいただく。

フレッシュな美味しさ

ホエーの抽出をできるだけ抑えて作られた生チーズは、爽やかで口当たりも軽い。フレッシュなミルクの風味が広がる。美味しい。

とはいえ、子どもには伝わりづらい味かな？
子の方に目をやると……

ザ・賽（さい）の目切り。

確かにわたしたちは、一口大に切り分けてたべることをすすめた。

だが、子よ……

それは、木綿豆腐の切り方だ。

想定の枠を越えた、板前な切りっぷりに笑ってしまった。

季節の野菜のバーニャカウダにも心躍る

メインも美味しかったが、季節の野菜のバーニャカウダがよかった。

バターナッツ（かぼちゃ）、茹でピーナッツ、ビキーニョペッパー、初挑戦の野菜を積極的に食べている。
知らないものに挑戦したがらなかった子が……
成長を感じる。それに単純に、みんなで初めての味に驚き、やいやい言い合うのは楽しい！

牛乳の風味が濃いミルクジェラート。
ブルーベリーのコンフィチュールも美味しい。

満足して帰宅。

久しぶりの何もない午後なのだからと、転がるレゴの首をなんとかするように伝えると……

ザ・トーテムポール

「これなら転がりにくいでしょ」

と言い残し、スマホを片手に自室に消えていった。

確かに単体よりは転がりにくいが、

子よ、

コレは片付いたとは言わないぞっ！

さすがの中学生だ。まっすぐには対応してきやしないっ。余裕で屁理屈をこねてくる。

とりあえず、想定を越えてくるものには、さらにそれを越えてお返ししたい。

ザ・見せる収納。

とりあえず、レゴ首トーテムをしばらく目につく場所に飾り、レゴブロック散らばり防止キャンペーンを実施したいと思う。