とりあえず、風物詩を
ここのところ、気圧が……と眉間にシワをよせるばかりで、面白いことをしようとしていない。
動かないと!
ということで、朝イチで入谷の朝顔市に出かけた。
チャオズ……ならぬ、夫はおいてきた。
夏の風物詩として楽しめることは伝えたが、ハッキリいってこの祭りにはついていけない……
(花より出店なのだ。焼きそばもチョコバナナもない早朝の祭りには興味がないのだ)
まずは、朝顔のお守りをいただきに、入谷鬼子母神へ行く。
お守りの朝顔の色は、紫、赤紫、淡い青の3色がある。
並んでいる間中、どの色にするか迷い、淡い青色にしようと決めたのに……
なぜか、赤紫を指差してしまった。
……まあ、でも、かわいい色だし、今必要な色なのだろう。
お清めの火打石もしていただき、いざ、朝顔選びへ。
でも、その前に、境内の様子も撮っておこう。
市だから、雰囲気が伝わるよう、本当は人が賑々しくいるところを撮りたいのだけれど、顔の処理は面倒……。人が一瞬はける瞬間を狙って撮っていたら、
「写真を撮ってください!」
知らないご婦人から声をかけられてしまう。
自分自身と買った朝顔の鉢とを、境内をバックにして撮りたいそうなのだが、人が多いから、難しいんだよな……
なんで頼まれちゃうんだよ、自分。
人の合間を縫って撮影したが、ちゃんと満足してもらえる写真になっているのだろうか。
写真をしょっちゅう頼まれる人間としては、いつも心配になる。
気を取り直し、お気に入りの朝顔探しへ。
見るとつい、大輪にも心惹かれてしまうのだが、探していたのはこれである。
以前(コロナ前)朝顔市に来た時に、ききょう咲きの白い花の鉢を買ったのだが、あの年は涼やかでちょっと幸せな気持ちになった。
(種を取って次の年も咲かせたが、数がだいぶ少なくなってしまった)
それで、今回はちがう色のききょう咲きを探していたのだ。
お店の人に確認すると、今年はききょう咲きも四色植えにしているとのこと。
元気そうなものを選んでもらう。
なかなか手をかけられないので、普段は切り花が多いのだが、グリーンと過ごす夏が楽しみである。
まぁ、夫にとっては
グリーンといえばメロンソーダ一択のようだが……。
とりあえず、夏の風物詩を楽しんだ休日だった。