とりあえず、だるまの話。
3日はサッカーを見に行っていた。
オフィシャルショップで“ジェフだるま”を購入し、運頼みもしてみたが、結果は1-2で敗戦……
今季のホーム最終戦。リーグ最終盤。J1昇格プレーオフ圏内キープのためには1つだって落としたくなかった。だいぶ悲しい……(次、勝つから別に問題ないけど! 勝って、次も、次も勝って昇格するけど!)
エース不発→つられて全体的に躍動感なくなる→なんてことないプレーでやられる……この試合で見たいことではなかったけれど、通常運転ではあるし(自ぎゃーく)、ちょっと目が赤くなるくらいショックではあったけれど、それでも勝ってきたし、J1上がるし。
家に帰り、部活から帰ってきていた子に結果を伝える。すると、
「だるまじゃん、転んでも起きるでしょ」
ふぉ〜!!!
そうだった! 七転び八起き!
この人が言うと、非常に説得力がある。
受験生だった期間も含め、我が家では今回のオフィシャルグッズである白河だるまを飾っていた。
白河だるまは、福島県の民芸品である。松平定信が城下の繁栄を願いつくらせた。各地にだるまはあれど、顔つきがやさしく、品があるのが特徴。写真は小ぶりで干支コラボのためデフォルメされてしまっているが、本来は髭や眉が鶴亀松竹梅になっている。
受験期間は卯年だるまを飾っていたのだが、子は最終盤まで粘ることになった。本命だからこその気負い過ぎなのか、同等くらいのところが取れているのに、本命だけが決まらない。
途中、現実の線も考える必要が出てきてしまったため「もちろん、1番のところに受かるけれど……今、受かっているところで2番目に行きたいところ……そう、ランキングを書こう!」とお願いした。
が、仕事から帰ってみると、
“2位も3位も⬜︎⬜︎校です”
という、諦めない名言が白河だるまの隣に貼ってあった。
そして、ギリッギリの最後の最後に決めてしまった。
「本当そうだよね!
これは、起きあがって、J1行くね」
「うん。」
返事をして、おもむろにだるまを転がす子ども。
ころん、ぐりんぐりん……
ノー! ノー! ノー! ノー!
このだるま、飾る専門!!
福島県の民芸品・起きあがり小法師じゃないんだから、寝転んでたっていいんだよ!
ってか、果報は寝て待てって言葉もあるし、寝転び問題なしっ! まったく問題なし!
とりあえず、捉え方次第で運というか、ゲンは担げる。あとは、やれるだけやりきる。
来週勝って、まずはプレーオフに進むぞ!